杜王町編・第3話 『ザ・ハンド』と『バッド・カンパニー』~虹村兄弟~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「フー・・・かなりグレートな危ねーやつだったぜ。
しかし、忘れたのかい?俺のクレイジー・ダイヤモンドは破壊したものを治せるっつーのを・・・忘れっぽいならよォー・・・メモっておけよなぁー、几帳面によぉ~~~」
そういうとぶっ倒れた仗助。
「仗助くんッ!」
康一が駆け寄ってくる。
「大丈夫ッ?」
「あー・・・何とかな」
「満身創痍ね、じっとしてて」
本日2回目の『氷の妖精の浄化(アイスフェアリー・オブ・ピュリフィケーション)』を発動させる里美。
「さて、弓と矢を探すよ」
「え?探すんっスか?」
「ええ、億康くんのお兄さんがどこかに隠したようだけどあんなのを野放しにはしておけない。君たちは帰ってもいいよ、康一くんはまだスタンドに慣れていないようだし、仗助くんはスタンドを使い過ぎて疲れているでしょ」
「いいえ、僕も一緒に探します!」
「え?」
康一の返事に驚く仗助と里美。
「マジか?康一」
「僕は傷を治してもらったからよかったけど、あの弓と矢があの人のところにあればまた誰かがに死ぬことになる!」
「でもこの家には億康くんたちの父親もいるんだよ、その人もスタンド使いだったらどうするの?」
「だ、大丈夫です!自分の身はしっかり守りますから!それにこれだけ派手にやっているのに出で来ないのもおかしいと思います、もしかしたらいない可能性もある!探すならいない今がチャンスだと思うんです!」
「でもね・・・」
「止めても僕は行きます!」
「やれやれ・・・仕方ない、仗助くんはどうする?」
「ここまで関わっちまったんですよ・・・早ーとこ弓と矢を探して外に出ましょーぜ」
こうして3人は屋敷の中を探索した。
「あ!里美さん、仗助くん、屋根裏部屋があるよ!」
「2人は後ろからついて来て」
里美を先頭に屋根裏部屋への階段を上がる。
ドアに隙間があったので里美が『氷の妖精(アイス・フェアリー)』の髪でゆっくりドアを押した。
「!」
部屋の中で真っ先に目に入ったのは壁に立てかけられた弓と矢だ。
「あっ・・・あった!弓と矢だ!弓と矢が奥の壁にかけてあるよ!!」
「よし、そこに行って早いとこブチ折って・・」
「待って」
早足に上がろうとする2人を制止する里美。
「どうしたんですか?」
「中に何かいる」
2人はよく部屋の中を見る。
ドア越しなので視界は狭いが端に鎖が見えた、あと微かに何かを引っ掻く音も聞こえる。
「犬かな・・・あのガリガリって引っ掻き方、人間じゃあないよ・・・」
「どちらにしろ用心して、仗助くん、後ろから誰か来ないか見張りながら来て、康一くんは私の傍から離れないこと」
「は、はいッ・・・」
ゆっくりと扉に近づく3人だがいきなり扉の内側から何か伸びてきた。
「『氷の狙撃(アイス・ショット)』!」
「ブギュ――――ッ!」
アイス・フェアリーの攻撃を食らった物体は床を転げまわった。
「こ、これは・・・スタンドじゃあねえッ!生身の肉体だッ!」
「ウギギ・・・」
『氷の狙撃(アイス・ショット)』で体の一部を切断された物体はヨロヨロと立ち上がった。