「クククク、いいや、貶す必要はないね・・・何故なら、その大切な髪の毛が乗っかっている頭をブッ飛ばすと予告するからだ！

空条里美、お前の『氷の妖精（アイス・フェアリー）』は確かに防御力は高い。
しかあぁしッ！全ての攻撃を受けとめれるわけではあるまいッ！」


すると標的を康一１人に絞る。

「！」

「うわあああッ！」


里美は反射的に康一を庇い、仗助と離れた。

「フフフフフ、これで東方仗助は孤立した。
さて、まずはお前から始末してやろう・・・東方仗助。

まずは『極悪中隊（バッド・カンパニー）』がお前の足を撃つ！
お前の動きを封じるためにな・・・そして次に腕にダメージを与える！
もはやガードはできなくなる、そしてそこでその髪型とともに脳ミソを撒き散らせると予告するッ！」


「なるほどな、完璧な作戦っスね――――っ、『不可能』だっていう点に目をつぶればよぉ～～～」

「さっきも言ったが俺は几帳面な性格でね・・・・この順番でやると言ったらやる！これが予告だ！


全隊ィィィィィ、突撃ィ――――ッ！」


ヘリコプター、戦車、歩兵が仗助に向かって攻撃してくる。


「里美さんッ、仗助くんが危ないよッ！」

「加勢したいのはやまやまなんだけどね・・・・」


里美の前にも『極悪中隊（バッド・カンパニー）』の一部の隊が控えていた。


「数では俺の方が上だ・・・お前たちはそこで大人しくしていることだ。
その康一とかいう小僧にはまだ用がある、死んでもらっては困るのだ」



『ドララララララ――――ッ！』


銃弾、弾丸をクレイジー・ダイヤモンドで殴り、弾き飛ばしながら突き進む仗助。


「このまま『海を真っ二つに裂いて紅海を渡ったっつうモーゼ』のように・・・この軍隊を突破して本体のおめーをブッ叩いてやるっスよ――――っ！」

「バカめ～～～～！作戦は予告通りに進行中なのだよ！東方仗助ェ～～～！」


そこで形兆は何かを踏んだ。


「ぐう！」

「仗助くん！」



地雷だ、形兆が踏んだのは地雷のスイッチだ。


「ククク、まず足にダメージ――――ッ！そしてアパッチッ！ミサイル発射ァァァァァ！！！」


数台のアパッチからミサイルが発射される。

「うぐぅ！」

クレイジー・ダイヤモンドで叩き落とすも数秒の時間差で放たれたミサイルが命中してしまう。


「う・・・・腕が・・・」


「まずは足！そして腕！予告通りだ、気分がいい～～～～ッ！
戦車７台、戦闘ヘリ、アパッチ４機、歩兵５７名ッ！そのダメージのある腕で我がスタンド『極悪中隊（バッド・カンパニー）』の全ミサイル！および全砲弾の一斉射撃に受けて果たして無事でいられるかなァ――――ッ！


お前の負けだ、東方仗助――――ッ、全隊一斉射撃用意――――ッ！」


負傷した体で周囲を囲まれてもはや打つ手なし、と思われたが・・・・。


「・・・・・・」


なんと仗助はそのまま負傷した足で胡坐を組んで座ってしまった。


「腕を組んで座り込むか・・・どういうつもりだ？東方仗助？
ククク、諦めの境地か？見逃してほしいのかァ？」

「・・・・・」

「フン、だがだめだねェ～～～、撃てェェェェ――――ッ！」



「違うぜ」


「何？」

「俺の作戦は既に・・・終了してるんだよ」




すると形兆の近くにあったミサイルが・・・。


〈あれは、仗助のスタンドが叩き落したミサイルッ〉



そのミサイルが治って自分に向かって飛んできている。


「なにィ～～～～！！」


形兆は狙撃兵にミサイルを撃ち落とすように命令するが間に合わなく顔面に食らった。