杜王町編・第2話 アクア・ネックレス~片桐安十郎~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「ふあぁ~~~・・・」
男性はあくびをしながら仗助の家の玄関を開けた。
「ただいま、帰ったぞ~!この年齢で夜勤はこたえるわい」
「あ、あいつは~~~!!」
アンジェロはニヤリと笑った。
「あいつは・・・そういや同じ姓だ、『東方』・・・なるほど東方巡査の家だったのかァ、ここはぁ~~~。
この町でまだお巡りをやってたとはなあ~~っ、俺が12歳の時にあいつに捕らえられて初めて施設送りにされた・・・。
懐かしいぜィ・・・・東方良平ェェ~~~、おめーのことは何から何まで知ってるからよぉ~~~~ッ!」
――――――――――――
「動くな」
「!」
「仗助、きさま、学校はどうした!?」
「じ、じいちゃん!拳銃、家に持ち帰ってもいいのかよ!」
「やかましいッ!答えろッ!」
後ろから急に米神に拳銃を向けられたので驚く仗助。
「い・・・行くよォ~~~!今、人が来んの待ってんだよ!」
「そうか・・・デヒ!」
答えを聞くとあっさり拳銃を引く。
「デヒヒヒヒヒ~~~ッ、焦ったな、バカめ、これはモデルガンだもんねーっ!マジにビビりおって!」
「・・・・・」
ちょっとムカッとした仗助だが、やれやれとした風にゲーム機を片付け始める。
『続いてのローカルニュースです。
目や耳の内部が破壊されて死亡するろいう変死事件が本日未明で7人にのぼることがわかりました。
我が杜王町に限ったこの変死事件は・・・病死なのか、事故なのか原因を調べています』
このニュースを聞いた仗助の祖父は顔を強張らせた。
「この話は聞いている。
わしには何か・・・犯罪のにおいがするんじゃ・・・」
「じいちゃん?」
「仗助も気を付けろ、何者かがこの町には潜んでいる。
ヤバい奴が潜んでいる、わしはそう思えてしょうがない」
承太郎や里美から言われたことを祖父が言うので仗助は動揺した。
その時、外でクラクションの音がした。
「車の音だ、来たか・・・」
承太郎と里美が到着したのに気づいた仗助、しかしそれがいけなかった・・・。
ゴポッ・・・。
瓶の中のアクア・ネックレスが動いた・・。
「東方・・・てめーは夜勤明けには必ず、ブランデーを一杯やんのが楽しみだったよなあ~~~~!」
アクア・ネックレスの口から茶色の液体が吐き出された。
それは瓶の中の水の色を変え、さらに『COGNAC KAMUS NAPOLEON』というパッケージまで付け、いかにもブランデーの瓶が出来上がった。
「承太郎さん」
「おう、仗助。瓶を持って車に乗れ。人気のないところに持っていくぞ」
「はい、わかり・・・」
仗助が瓶を取りに振り向くと・・・。
「じ、じい・・・ちゃん・・・」
瓶の蓋は空いていて、傍には祖父が倒れていた。
『ヒヒヒヒヒ!!』
「!?」
声のする方を見れば、アクア・ネックレスが『してやったり』という風に笑っていた。
『東方仗助!おめーが悪いんだぜェ~~~、この俺から一瞬でも目を離したおめーのせいなんだぜ、こうなったのはよ!キキキ!』
仗助の表情を見て愉快そうだ。