杜王町編・第2話 アクア・ネックレス~片桐安十郎~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「いいか・・・仗助。
そのスタンドはパワーが弱いやつだ、だが遠距離操作ができる何らかの方法で人間の体内に入り込んでくるタイプだ。
これからお前の家に行く、俺が行くまで一切の物を口にするな、水道の水はもちろんシャワーにも便所にも行くな、いいな!」
「え!?これから来るんですか!」
仗助は気まずそうな声を発する。
「じ、実は・・・あんたのことお袋にまだ話してないんですよ。
うちのお袋、気の強い女なんですけど・・・ジョセフ・ジョースターのことまだ愛しているみたいで思い出すと泣くんですよ。
承太郎さんの顔、たぶん一発でバレますぜ」
仗助はコーヒーをカップに注いでいる朋子を見る。
「あら?仗助」
「え・・・」
「この写真、どうしたの?」
朋子がコーヒーを飲みながら写真を取る。
「さっきの牛乳屋さんだわ、知り合いだったの?」
「!」
仗助は朋子の口に視線を移した。
『ヒヒヒ・・』
アクア・ネックレスだ、アンジェロの次の手は外の水道のから下水道に入り、仗助の家のキッチンに侵入することだった。
コーヒーを作るためのお湯はキッチンの水道から出され、沸騰させたものだ。
『やばい・・・遅かった』
「ん?おい、仗助!どうした?」
仗助の声に焦りが混じったので承太郎もい変異に気づいたようだ。
里美も承太郎の様子に気づいて電話機にスピーカーボタンを押した。
『今・・・コーヒーからお袋の口の中に入って行くのが見えた』
「もしもし、仗助?おい、仗助・・・スタンドがいるのか?おい、返事をしろ!」
「どうしたの?」
「わからん、しかし仗助の今のセリフからしてヤツのスタンドが仗助の母親の体内に入ったらしい」
「え!?」
しかし数秒した後、仗助は平然とした口調で電話に応答した。
『もしもし、承太郎さんスか?』
「仗助くん!お母さんは?大丈夫なの?」
『ああ・・、里美さん。平気っスよ、それよりそのアンジェロとかいう奴のスタンド捕まえたんですけどォ・・・どうしますか?こいつ・・・』
「え?捕まえたの?」
『ええ、瓶の中に今、スタンドを捕まえてます』
あっけらかんとして言う仗助に顔を見合う承太郎と里美。
「用心しろ仗助・・・アンジェロはお前の家をどこからか見張っているはずだ。
瓶の中に閉じ込めたからといって奴のスタンドを甘く見るな・・・コーヒーや牛乳などに化ける液体のスタンドはブッ叩いたぐらいでは倒せないかもしれん。
俺たちが行くまでその瓶をしっかりと見張ってろ・・・・いいな」
『はい、わかりました』
こうして仗助は承太郎たちが来るまで瓶を見張ることになったわけだが如何せん時間を持て余す。
朋子を送り出した後にTVゲームを始める。
『デッドボール!試合終了!』
「くうぅぅ~~~!!」
『GAME OVER』の文字に悔しそうにしている仗助だがふとテーブルの上の瓶を手に取る。
「おい・・・バッくれてんじゃあないっスよッ!もしもぉ~~~し!」
そう言って思いっきり瓶を上下に振る。
『オボゥオアア――――ッ!』
「よしよし、いたのね」
――――――――――――
「くそダボがァ~~~ッ!!」
アクア・ネックレスを捕縛されて、しかもあんな風に振り回されたら本体のアンジェロはたまったものではない。
「なんとかして・・・なんとかして!あの瓶から脱出しなければッ!
チクチョーッ!ブチ殺してやるッ!絶対にあのガキと美人のお袋をブッ殺してやるからなッ!
しかしどうやって!?方法は!?決して諦めねーぞッ!どうにかして蓋を開けるか!瓶をブチ壊せばいいんだッ!」
草陰に隠れているアンジェロは思案している、そこへ・・・。
「ム!」
自転車に乗った中年の男性が仗助の家に来た。