杜王町編・第1話 クレイジー・ダイヤモンド~東方仗助~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「仗助くん!」
「元気ィ――――?」
「今日も髪型きまってるぅ!」
「うん、カッコイイ!」
「ねえねえ!一緒に行こうよ!」
「行こう!行こう!」
「あ、いや・・今、取り込み中でさ」
「どこかで見たことがある光景ね・・・ねえ?承太郎?」
「・・・・・・・」
最後の『ねえ?承太郎?』を強調してきた里美、確かに学生時代の自分が目の前にいる。
「おい、仗助・・・まだ話は終わってない、こいつら追っ払え」
「!」
「な、なによ・・・こいつ・・」
承太郎の口調に怯むも文句を言い出す女子高生。
「くだらねー髪の毛の話なんて後にしな」
「!」
「「「はっ!」」」
承太郎の言葉に仗助が反応した。
「こいつ、今・・やばいことを・・・」
女子高生が本気で引いた。
「てめー、俺の髪の毛がどうしたと、こら!」
振り返った仗助の目つきが先ほどと違う。
「私、知らないからね!」
「仗助は頭を貶されるのが一番嫌いなんだからね!」
〈あの様子・・・さっきツッパリをやったときと同じだ!〉
康一もピンときた。
「待ちなさい、仗助くん!承太郎は君の髪型を貶したんじゃあない!」
訂正しようにも仗助の体からがスタンドが飛び出してくる直前だ。
ガシンッ!
「なっ!」
仗助のスタンドの攻撃は里美の『氷の妖精(アイス・フェアリー)』の『氷の盾(アイス・シールド)』に阻まれていた。
「何だ・・と・・・」
「見えるか?仗助・・・これは『スタンド』と呼ばれるものだ。
ジョセフ・ジョースターも持っている、『スタンド』は『スタンドを使う者』にしか見えない。その能力はお前が4歳の時に身につけたものだ。
そして俺も持っている、今、お前の前に現れているのは里美のスタンドだ。
その盾は生半可な力じゃあ取り除くことはできないぜ」
「この自慢の頭を貶されるとムカッ腹が立つぜ!
何故、頭にくるのか自分でもわからねえ!
きっと頭にくるってことには理由がねえーんだろーなっ!本能ってやつなんだろーなっ!」
すると仗助の体からピンク色のスタンドが出てきた。
「こいつがッ!この仗助のスタンドかッ!」
「どららあああ~~~~っ」
激しい連打が氷の盾に打ち込まれる。
「!」
里美は察した、このままでは盾は打ち抜かれる!
予想通り、盾の内側に拳の跡が・・・薄皮一枚というところで凹んでいる。