杜王町編・第1話 クレイジー・ダイヤモンド~東方仗助~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「コラ!さっさと脱がんかいッ!バスが来ちょったろうがッ!チンタラしってとそのアトムみたいな頭も刈り上げっど!」
ピクッ!
そう言われた瞬間、仗助の手が止まった。
「おい・・・先輩、あんた今・・・俺のこの頭のこと何つった!」
急に仗助の雰囲気が変わった事にたじろぐ不良たち。
そして――――
「ホゲェ―――ッ!」
金髪の不良が吹っ飛んだ。
「な、何だ!?」
「うわ――――ッ!」
周囲は何が起きたのかわからない、ある2人を除いては・・・。
「承太郎・・・見えた?」
「ああ、間違いねェ・・・スタンドだ」
承太郎と里美には見えたのだ。
仗助の体から飛び出したものに・・・。
「俺のこの頭にケチをつけてムカつかせた奴ぁ何モンだろうと許さねえ!
このヘアースタイルが『サザエさん』みてェーだとォ?」
「え!そ・・そんなこと誰も言ってな・・ふべっ!!」
「確かに聞いたぞ、コラ――――ッ!」
間髪、不良の後頭部を踏みつける仗助。
「なんか・・・うん、やっぱり似てるね、うん・・・いろいろと」
「やれやれだぜ・・・」
何か納得している承太郎と里美。
そして仗助はカメを持って戻ってきた、しかし康一はその光景にふと疑問が・・・。
治っているのだ、不良によって柱に叩きつけられて負傷したはずのカメの傷が治っている。
仗助はそのカメを池に返してやる。
そして殴られた不良の顔をも治っていくが、しかし――――。
「何だあ~~~?」
「今殴られた傷が・・・どんどん治っていくぞ!」
「でも・・な、何か変な感じに治ってないか?前の顔と全然違うぞ!!」
不良の鼻がぺったんこになっていた。
「へ?俺の顔・・・何?どういう風になってんの?」
仲間が困惑しているので本人も自分の顔が気になったようである。
「てめーのおかげで触りたくもねーのに・・・カメに触っちまったぜ・・・そっちの方はどうしてくれるんだ?アア??」
「「「「うわあああああああ――――!!!」」」」
不良たちは逃げていった。
「あの子、抵抗するのがめんどくさかっただけみたいね、フフフ・・・」
「笑い事じゃねー」
「ごめんごめん、でも探す手間が省けたじゃない」
里美は仗助に近づいた。
「『東方仗助』くん・・・ね?」
「?」
仗助も不思議そうにこちらを見ている。
「おおあっ!びっくりしたァーっ!」
急に池からカメが出てきたので飛び上がった仗助。
「何だ・・・また池のカメかよ、驚かせるなよ・・・・」
「ぷっ、あはははは!!」
「!」
いきなり笑い出す里美を訝し気に見る仗助。