エジプト編・最終回 帰還
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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彼女はスタンド使いではないため特殊な能力に対して説明には少々手間取ったが、彼女の答えはあっさりと「わかりました」とそれだけだった。
全て理解したわけではないにしろ、実体験があったからだろう。すんなり聞き入れてくれた。
そこでポルナレフは彼女に『自分と一緒にフランスに来ないか』と切り出した。
聞いた当初は驚いていた彼女だったが快く承諾、晴れてポルナレフと結婚を前提に交際することになった。
そして今、彼とともに空港に来ている。
「彼女のことも母親と妹に報告しないといけないので俺はフランスに戻りますよ。
でも、何かあったら呼んでください・・・世界中どこでもすっ飛んで駆けつけますよ」
「そうか・・・寂しくなるな」
「ああ・・・一番のムードメーカーだったからな」
「・・・・つらいことがたくさんあったが・・・でも楽しかったよ。
みんながいたから、この旅は楽しかった」
「そうだな・・・楽しかった、心からそう思う・・・・」
「元気でな、ポルナレフ」
「お前もな、アヴドゥル。
しかし、お前はここに残らないのか?エジプトはお前の故郷だろう?」
「私はジョースターさんとともに日本とアメリカに行くつもりだ、マダム・ジョースターに今までのことを説明をしなければならないし、アメリカはイシズの祖国でもあるからな」
「なるほどな」
「マダム・ジョースターは今まで誤魔化してはいたが薄々感づいていることだろう、事が事だからな。ジョースターさんだけでは説明が難しいだろう」
「ああ、すまんな、アヴドゥル・・・」
「ジュナはどうするんだ?」
「私は学校に行く・・・ジョースターさんがスピード・ワゴン財団から先生を紹介してくれるって言ってくれたから・・・・」
「ジュナはわしと一緒にアメリカに連れて行く、保護者兼身元保証人としてな。
彼女はまだ10代だ、これからまだまだいろんなことを経験できる」
「そりゃあいい。よかったな、ジュナ」
「うん・・!」
嬉しそうなジュナ。
「イギー、お前もニューヨークに帰るんだな」
「ガウ・・」
そっぽを向くイギー。
「全く・・・最後まで愛想のねえ犬だぜ」
ポルナレフは今度は花京院、承太郎、里美を見た。
「お前たちは日本に帰るんだよな、帰った後が大変だな」
「言わないでよ・・・勉強の遅れのこと気にしてるんだから・・・」
だるそうな里美。
「里美、覚悟を決めるしかない。僕らは学生なんだから。『学生の本分は勉強』だ」
「花京院くんと私とじゃ頭の出来が違うってばぁ~~~!」
「フン・・・」
「承太郎・・・なんかその笑いムカつく・・・」
じろっと承太郎を睨む。
「はははっ!ったく良いチームだよ、お前らは!」
里美の頭を撫でるポルナレフ。
「さて、そろそろ行くぜ」
荷物を持つポルナレフ。
「それじゃあな・・・しみったれたじいさん!長生きしろよ!
そしてそのケチな孫たち、俺のこと忘れんなよ!
ジュナ、花京院、そしてアヴドゥル、イシズ、幸せにな!
イギー、次に会ったらもう少し愛想良くしろよ!」
「また会おう!ポルナレフ!わしのことが嫌いじゃあなけりゃあな!・・・・マヌケ面ッ!」
「忘れたくてもそんなキャラクターしてねーぜ・・・てめーはよ!元気でな・・・・」
「その通り、キャラが濃いからね(笑)」
「お前もな、ポルナレフ」
「マレーナさんとお幸せに・・・」
「イギーのこと言えないでしょ?アンタも次に会った時、もう少し精神大人になってなさいよ?」
「フフフフフ・・・・」
「バウ!」
ポルナレフは見送られ、マレーナの手を引いて18番ゲートに歩いて行った。
「では・・・わしらも行くか」
「はい」
「帰りましょう!ホリィさんの元へ!」