エジプト編・第14話 世界(ザ・ワールド)
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「幻覚か・・・俺は幻覚を見ていたのか?」
「どこを見ている?承太郎」
「!?」
声の方を見るとDIOがジョセフの体の傍に座っていた。
「フン!」
DIOの五指がジョセフの体に突き刺さる。
そしてみるみるジョセフの体は干からびていく。
「や、やろう・・・!」
「搾り取ってやった・・・搾りカスだッ!フハハハハハ!!」
DIOは指を引き抜くとご満悦といった風に笑いだす。
〈ジジイは・・・逆上するなと言った、しかし・・それは・・・無理ってもんだッ!〉
承太郎はズンズンとDIOに向かって行く。
「こんなことを見せられて頭に来ねえヤツはいねえッ!」
「クックックッ、最終ラウンドだ!いくぞ!!『世界(ザ・ワールド)』、時よ、止まれ!!」
すっかり体が楽になったDIO、承太郎へ向かって行く。
「1秒経過・・・2秒経過・・・3秒経過!」
4秒をカウントすると承太郎・・・いやスター・プラチナが構えた。
『オラァ!』
『ウイリャアッ!』
スター・プラチナとザ・ワールドの激しい殴り合いが繰り広げられるが拳と拳が打ち込み合った時だ。
「ウグゥ!」
ザ・ワールドの拳がスター・プラチナによって負傷させられたのだ。
『オララァ――――ッ』
本体のDIOに拳を叩き込むスター・プラチナ。
「5秒経過・・・」
ふっ飛ばされたDIOだが何故か余裕そうだ。
「6秒経過・・・」
負傷した箇所も回復してきている。
「7秒経過!まだまだパワーを感じる・・・まだまだ止めていられるぞ!!やはりジョースターの血は馴染む!!」
DIOは『同じ血統の血』を取り込んだためまだまだ能力が解除されていない。
「ジジイ、あんたの言う通り・・・怒ったことで少々やばくなったようだぜ。
しかしなァ・・・俺はこんなもんじゃあ・・・まだ怒りたりねえぜッ!」
「『怒りたりない』だと?
だが、承太郎・・・お前はもう動けない。なあ、そうだろう?
8秒経過!ンッン~~~♪実に!清々しい気分だッ!歌でもひとつ歌いたいような気分だ~~~フフフハハハハ!
俺は100年前に不老不死を手に入れたが、これほどまでにッ!絶好調の晴れ晴れとした気分はなかったなァ・・・・。
フッフッフッフッフッ・・・ジョースターの血のおかげだ!本当によく馴染む!
最高に『ハイッ!』ってやつだなアアア!アハハハハハハーッ!」
DIOは人差し指を米神にぶっ刺して抉っている、完全にイッてしまっているようだ。
「9秒経過ッ!9秒だ、9秒も止められたぞッ!
しかし時を止めていられるのは今は9秒が限界といったところか・・・。
まあ、いいだろう・・・・WRYYAAAA!!!」
動けない承太郎をザ・ワールドが連打を叩き込む。
連打によってふっ飛ばされた承太郎は看板に背中を打ち付け、さらにザ・ワールドの打撃で腕や肋骨など数か所を骨折する。
「スタンドパワー全開だッ!承太郎!さっき頭に来ているとかぬかしていたなッ!お前の怒りなどそんなものだ!!」
ふっ飛ばされた承太郎に追いつくDIO。
『無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ――――ッ!』
さらなる攻撃で承太郎は建物に激突するが、それを通り越して河を横断する広い道路に滑り落ちる。
滑ったことによる衝撃は致し方ないが、空中から道路に落ちる際の衝撃はスター・プラチナでなんとか受け身を取り、助かった。