エジプト編・第14話 世界(ザ・ワールド)
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「フゥ・・・」
承太郎は自分の状態を把握する、実は『世界(ザ・ワールド)』が『星の白金(スター・プラチナ)』と同じタイプのスタンドだと分かった時飛び道具を警戒してDIOが店に突っ込んだ後、用心のために帽子の中と服の中に雑誌を拾って詰め込んでいたのだ。
両肩の3本と左足に刺さった1本は大きいダメージだが致命傷には到らなかった。
「大事な制服に穴が開いちまったが今はそれどころじゃあねえ・・・・里美は・・どこだ・・・」
地面に倒れている承太郎は体は動かせなかったが目で周囲を見渡す。
すると少し自分と間隔を開けたところに里美が倒れていた。
腹部から血が流れている。
〈あの馬鹿・・・〉
おそらく咄嗟に飛び込んできたのだろう、右腹部に刺さったナイフが痛々しさを物語る。
あの綺麗な金髪の髪も血に染まっている。
〈ちっ・・・今は動けねぇ・・〉
今すぐ駆け寄りたいのにそれができない、DIOはまだ倒せていないのだ。
「奴は俺を仕留めたと思って油断している、このまま『死んだフリ』をしてやり過ごしチャンスを狙うか・・・。
しかしまたあれだけのナイフを1度に止まった時の中で投げられたら・・・今度こそ避けきれねぇぜ・・・」
何とかしてやつの頭をぶっ飛ばさなければと考えているとDIOが降りてきた。
「・・・・」
里美を見るDIO。
「気を失っているようだな、少し血が流れてしまっているがいいだろう、後でいただくとしよう」
そういうと左折の交通標識をへし折る。
「念には念を入れておくか、ジョースターの血統は強運だからな。
死んだフリをして騙そうとしているかもしれんしな。
こいつで首を切断してやる」
「・・・・・・」
標識を片手に迫ってくるDIO。
「最後のとどめだっ!承太郎!!」
「『赤い荒縄(レッド・バインド)』!」
「『銀の戦車(シルバー・チャリオッツ)』!」
DIOが振り下ろそうした標識を炎の縄が巻き付いて止める。
そしてDIOの頭部に痛みが奔る。
「くたばりやがれっ!DIOOOOOOッ!」
〈ポルナレフ!アヴドゥル!〉
そう、アヴドゥルとポルナレフがDIOの攻撃を阻止し、反撃したのだ。
「『世界(ザ・ワールド)』」
しかし、時を止めるDIO。
「ポルナレフに・・・アヴドゥルか」
そう言うと頭部を動かし、シルバー・チャリオッツの剣を抜くと左拳でポルナレフを叩く。
アヴドゥルもザ・ワールドにより蹴り飛ばされた。
「時は動きだす」
「うげェっ・・・」
「うごォっ・・・」
2人は衝撃を受けたことも認識できないまま吹っ飛んだ。
〈ポルナレフ!アヴドゥル!〉
倒れている承太郎だけが見えている。