エジプト編・第14話 世界(ザ・ワールド)
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「動けるところを動けないと見せかけるために袖につけた磁石をトリックで十分に引き付けてパンチをぶっ放したまでは良かったが・・・やれやれ、頭を木っ端微塵にブッ飛ばさなきゃあいまいち効果はなさそうだな、DIO!!」
アクセサリーショップに突っ込んだ様子のDIO、女性定員を引きずって戻ってきた。
「負傷した足が治っているか・・・どうやら貴様、エネルギー補充は既に完了したようだな。
足もそうだが、カラカラになった腹が・・・いっぱいになっているもんなァ」
するとDIOが目の前から消えた。
「貴様・・・目で追ったな」
「・・・・」
「止まっている世界ではっきりこのDIOを目で追ったな・・・動きが見えるらしいな、承太郎」
「・・・・・おかげさんでな」
「クククク・・・・」
DIOは交通のスピード制限の標識の上からこちらを見ている。
「花京院は大したお手柄だったよな・・・花京院が我がスタンド、『世界(ザ・ワールド)』の能力の謎を解いたおかげでお前は止まった時の中を動くことを『認識』でき・・・我が世界に入門することができたのだ」
また消えた。
「そこでこのDIOは考える。
はたして、お前はどの程度・・止まった世界で動けるのかとな・・・2秒か?3秒か?
ひょっとすると私と同じ5秒は動けるのに動けないフリをしているのだろうか・・・・とね、フフフフフ・・・・どうなんだ?承太郎」
「・・・・・・」
「フフン!言いたくないのは当然、お前は私の思うに・・・おそらく一瞬しか動けない。
だが・・・お前が制止した時の世界に入門してきたからにはお前という男を侮ってお前に近づくというのは賢い者のすることではない。
それがたとえ・・・私が圧倒的有利であったとしてもだ」
「・・・・」
「そこでだ、承太郎!」
DIOは懐から何かを取り出した。
「!」
ナイフだ、しかも1本ではない。
数十本のナイフだ。
「貴様が何秒動けようと関係のない処刑方法を思いついた・・・・。
青ざめるだろう・・・勘のいい貴様のことだ、さっき店の中からいただいてきた。
このナイフを見て、老いぼれのジョセフの時よりも恐ろしい結末になるのに気づいたようだな」
〈野郎・・・なんてことを思いつくんだ、こいつは・・・やばいぜっ〉
承太郎は飛び上がった。
「逃げようとしても無駄だ、貴様はチェスや将棋でいうところの『詰み』にはまったのだっ!」
『世界(ザ・ワールド)』
承太郎は空中で停止する。
「5秒前!」
十数本のナイフが飛ばされ、承太郎の前で停止する。
「時が動き出した時、いくらお前の『星の白金(スター・プラチナ)』の連打で弾いてもそのナイフの数、果たして全部の本数を弾き飛ばせるかな?
あと4秒!」
また投げられるナイフ、そして同じく承太郎の目の前で停止する。