エジプト編・第14話 世界(ザ・ワールド)
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「時を止めるだと!!
こいつは・・・ヤバすぎる!しかし落ち着くんじゃ、落ち着いて考えるのだ。
わしにはパニックという言葉はない・・・何かを見つけるんだ!
何か奴に切り込む対策を・・・!」
ジョセフは逃げながら思案していたがフッと背後の気配がなくなった。
「つっ!?」
後ろを振り向いたがDIOの姿がない。
「き、消えた・・・」
ところが居場所はすぐに分かった。
背後だ、DIOは既に自分の背後にいた。
ザ・ワールドが拳を振り上げ、下ろそうとしている。
「・・・・・」
しかし、動きを止めた。
「ど・・・どうした?DIO?打ってこないのか?わしが・・・憎きジョースターの血統が目の前にいるのに」
「ふん、挑発のつもりか?
貴様、連続で自分の体に波紋を流し・・・ガードしているだろう?
波紋入りの『隠者の紫(ハーミット・パープル)』を高圧電線のように体に巻き付けているだろう・・・違うか?」
「・・・・」
「策士だな・・・ぬけめのないジジイめ」
「それはお互い様じゃろうが・・・」
ジョセフはそう言って上着の襟元を捲った、DIOの言う通り波紋入りのスタンドが体中に巻き付いている。
「波紋を見破り、うっかり触らなかったとは・・・用心深いな。
しかし・・・ひとつ見つけたぞ!
貴様のスタンドの特徴をな・・・DIO、お前は『時を止める』ことができる・・・と言ってもほんの短い時間しか止めてはいられないようだがな、ほんの3秒か4秒だけじゃろう?」
ジョセフの問いにDIOは答えない。
「長時間止められるのならば我々は既にお前の館で殺されているはずだし、お前がこうやって追跡したりもしない」
「理解していたか、我が『世界(ザ・ワールド)』の能力を・・・フン!少しだけ褒めてやる」
「見破ったのは花京院だ!花京院の死は無駄にはしない!!」
「フフフ・・・だからどうだというのだ?理解したからどうするというのだ?貴様の波紋で何ができるというのだ!」
「こうするのだ!
『隠者の紫(ハーミット・パープル)』&波紋!!」
「くどい!波紋など触れなくても攻撃できるわッ!!」
「ぐあっ!」
ザ・ワールドが煙突を攻撃して、その煙突の石の断片がジョセフの体にブチ当たる。
ジョセフは屋根から落下した。
「なんだあ?」
「屋根からおじいさんが降ってきた!サンタさんかな?」
状況も知らない周囲の人間はジョセフを興味津々に見ている。
「うぐっ・・・うう・・・」
「ジョースターさん!」
「!」
声のする方を見ると里美と承太郎の姿がある。
しかし、それと同じく自分を追いかけてきているDIOの存在にもだ。
「承太郎!里美!こっちに来るんじゃあないっ!」
「承太郎と高瀬里美・・・・いいところに現れたな。
だが・・・奴らのところまでは射程距離外だ。まずはジョセフ・ジョースターから・・・」
DIOはジョセフの背後に降りた。
「奴の『世界(ザ・ワールド)』の正体は時間じゃ!
『時間を止める』スタンドなん・・」
ジョセフが言い終えるより前にザ・ワールドの能力が発動した。