エジプト編・第12話 DIO(ディオ)
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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花京院典明は自分のスタンド『法皇の緑(ハイエロファント・グリーン)』を見る時、いつも思い出すことがある。
「花京院さん、お宅の典明くんお友達を全く作ろうとしません。
嫌われているというより全く人に打ち解けないんです。担任教師として心配です」
「それが・・・お恥ずかしい話なのですが・・・親である私にも何が原因なのか・・・」
家族や担任だった教師、同級生など周囲の人間の言葉だ。
子供の頃から思っていた、町に住んでいると、それはたくさんの人と出会うだろう。
しかし、その中で一生で真に気持ちを通い合える人がいったい何人いるだろうか?
小学校の同じクラスの○○くんのアドレス帳には友人の名前と電話番号でいっぱいだった。
50人くらいだろうか?100人くらいだろうか?
父には母がいる、母には父がいる。
TVに出ている人やロックスターには何万人というのだろう。
でも自分は違う、自分にはきっと一生誰一人として真に打ち解ける相手が現れることはないだろう。
何故なら、この『法皇の緑(ハイエロファント・グリーン)』が見える友達は誰もいないのだから。
そう思っていた、でもこれは違った。
ジョースターさん、承太郎、里美、アヴドゥルさん、ポルナレフ、ジュナ、イシズさん、イギー・・・彼らに出会えた。
そして彼らのことを考えると背中に鳥肌が立つのは何故だろう?
それはきっと目的が一致した初めての仲間だからだ。
『DIOを倒す』というこの旅!数十日の間だったが気持ちの通い合っている仲間だからだ!
その仲間の勝利のために僕はこいつを昔のように『誰にも気づかせなくしてやる』
そう!DIOのスタンドの正体をあばき、倒すために完璧に気配を消してやる!!
――――――――――――
「おい、承太郎!」
あるところでバイクを止める承太郎。
「車が2台こなごなになっているぜ」
「1台はトラック、おそらくジョースターさんたちが乗っていたものだと思う。
そしてここには誰もいない・・・ということは・・・」
「上だ!じじいたちもDIOも建物の屋根に行ったようだ」
「だったら一気に上がるよ!バイクは乗り捨てて!」
アイス・フェアリーが上まで氷の道を作り出す。
「さあ、これをしっかり握って。承太郎、『星の白金(スター・プラチナ)』で上から『氷の妖精(アイス・フェアリー)』を引っ張って!」
「よし」
スター・プラチナがアイス・フェアリーの髪を掴んで引っ張ると氷の道を足場にススーッと上に引き上げられる。
「楽ちんだったぜ!メルシー!里美!」
「急ぐぜ!」
――――――――――――
「ふむ・・・前方には花京院とジョセフ、アヴドゥル、ジュナ、イシズ・・・。
後方からは承太郎、ポルナレフ、高瀬里美か・・・。
しかし、ここまで奴らが生き残るとはな・・・だが、所詮無駄なことだ」
屋根から屋根に飛び移るDIO、しかし・・・着地した時、何を踏んだ。
「ぬうッ!!」
急に飛び出してきたものを避けるDIO。
「フン!」
さらに弾く。
「これは・・・花京院の『法皇の緑(ハイエロファント・グリーン)』」
カチッ・・・
「ぬう・・・『法皇(ハイエロファント)の結界』か」
避けたり、弾いていたが数弾命中し、肩や足、腕などを負傷するDIO。