エジプト編・第12話 DIO(ディオ)
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「く、くそ・・・つっ!?」
しかし驚いたのもつかの間、目の前にはスタンドが・・・。
「な・・・なんだ!?いつ、スタンドを出したんだ!?」
「花京院くん、『法皇の緑(ハイエロファント・グリーン))』を戻しなさい!」
運転をしながら言うイシズ。
「駄目だ、間に合わないっ!ぐおっ!!ぐええっ!!」
「典明!」
ハイエロファント・グリーンはDIOのザ・ワールドに殴られた。
「チッ・・・距離がちとありすぎたか・・・『世界(ザ・ワールド)』の射程距離外に出てしまった」
「ぐっ・・・!」
「典明っ・・・しっかり・・・!」
「花京院、気を付けろ!奴に近づきすぎてはいかん!」
「す・・・すみません・・」
「しかし、どういうこと?花京院くんが目の前に出現するまで奴のスタンドの姿に気づかなかったなんて・・・」
「奴のスタンドの能力なのだろう・・・ポルナレフと同じだ『気が付くとそうなっている』のだ。
階段を昇っていたのに気が付くと降りていたり、先ほどまでいなかったはずなのに気づくと目の前にいたり・・・・奴のスタンドのヒントがここにあるはずだ」
「ええ、そうね・・・それにしても運転しにくいわね、この道路ッ!みんな、捕まってて!さらに荒くなるわよ!!」
イシズはさらにスピードを上げた。
「花京院、怪我は大丈夫か?」
「ええ・・・」
花京院は左側面を殴られたのか、額から血が流れている。
「このくらいじゃあ僕は負けません・・・二度と、あんな・・・惨めな僕には、戻らないッ!」
「わかっている、しかし焦るな。しっかり見極めるのだ。DIOと奴のスタンドの能力をな」
「・・・はい・・・」
「うむ、それで見えたのか?奴のスタンド・・・『世界(ザ・ワールド)』は?」
「ええ、今僕は10mの距離から攻撃しましたがあと少し近づいていたらやられていました」
「ってことは、やっぱり『接近パワー型』ってことねっ」
ハンドルをきりながら言うイシズ。
「ええ、しかも承太郎と同じようなタイプです。
奴のスタンドには想像を超える恐ろしい秘密がある、これは確かです!
でもその他に2つわかったことがあります!」
「何だ、それは?」
「第1に僕の『法皇の緑(ハイエロファント・グリーン)』やジョースターさんのスタンドのように遠くまではいけない、射程距離は10m以内!
第2に拳で攻撃しきたことから『弾丸』などの飛び道具は元々持っていない、スタンド自体の遠距離攻撃はないです!」
「なるほどな・・・つまりDIOに気づかれずに10mよりもっと忍び寄れれば奴を倒すチャンスがあるということだ」
「だとしても注意深く探るのだ、アブドゥル・・・奴との場合、石橋を叩きすぎるということは決してないのだからな」
「はい、ジョースターさん」
その時だ・・・フロントガラスに何かが何かがぶつかってきた。
「きゃっ!?」
イシズはブレーキを踏んで、ハンドルをきり、停車しようとするも今までアクセルをふかしていたためか勢いが弱まらず、車が転倒する。
グシャグシャになってしまったトラックへ歩み寄る人物、DIO。
トラックの扉を素手で引っぺがして中を探るがそこにはDIOの車を運転していた議員の死体だけだった。
そう、先ほどフロントガラスにぶつかってきたものはこの議員の死体だったのだ。
そして上を見ればハーミット・パープル、ハイエロファント・グリーン、パシフィック・ワンドによって脱出しているジョセフ達がいる。
「危なかったな・・・」
「はい・・・大丈夫ですか?イシズさん・・・?」
「ええ、額を軽くハンドルにぶつけたけど大丈夫よ・・・・」
「・・・・・」
「どうした?花京院?」
花京院がDIOを見ていた。
「見つけました、DIOのスタンドの正体をあばく方法が・・・・」
「本当・・・!典明・・!」
「ああ・・・」
拳を握りしめる花京院。