エジプト編・第12話 DIO(ディオ)
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
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「おい君、このトラックを買いたい!売ってくれ!」
「にゃんだとおお、この野郎!ふざけてんのか?」
ジョセフがトラックの男に声をかける。
「はい、これだけ払えば文句ないでしょ?」
イシズがお札を男に押し付ける。
「な、何だとこの女ッ・・・ウヘホッ!こ・・・こんなにくれるのォ!?」
「文句はないようね!さあ、行きましょう!!乗って!」
イシズの言葉にジョセフ、花京院、ジュナ、アヴドゥルがトラックに乗り込む。
「・・・・・・・・」
その様子をDIOは夜の館の塔の天辺から見下ろしていた。
「二手に分かれたか・・・・」
――――――――――――
「出てきたな、DIO!日の出まで逃げるだと?ジョースターさん、見損なったぜッ!
承太郎、花京院たちもだ、お前らがそうなら俺1人でもやってやる!
DIOのスタンドの正体がわからねーならわからねーなりに、いくらでもやっつける方法はあるぜ、暗殺だッ!」
1人駆け出していたポルナレフは外でDIOが出るのを待っていた。
「早まるなよ、ポルナレフ」
すると突然肩を掴まれた。
「『見損なった』とは失礼な、そんなに私たちは信用ないの?」
「俺はこいつのような直情タイプの野郎はほっといた方がいいと思ったんだがな・・・・。
誰かが付いていてやらねえと何するかわからねえからな、来てやったぜ」
「承太郎!里美!イギー!」
「やれやれだぜ」
イギーは後ろ足で首を掻いている。
「さあ、他のみんなは動き出してるよ」
「ん?どういうことだ?」
「DIOは今、ジジイたちを追っている」
――――――――――――
「自動車か・・・・なかなかのパワーとスピードだ」
夜の外を見ていたDIOはすっかり変わった光景に興味を持つ。
「このDIOが生まれた時代は馬車しか走っていなかった」
そう言ってある車に近づくDIO。
「おい、貴様・・・何触ってんだよ!この車にベタベタ指紋をつけんじゃあねーぜッ!
誰の車だと思ってんだ?ウィルソン・フィリップス上院議員様のモンだぞ!」
車の所有者の関係者がDIOを止めるが反対に腕をネジ折られた。
そして顔つきを変えずに後部座席の扉を開けて乗り込むDIO。
「ん?これこれ、若い方というものは決起左官過ぎていかんことだのう、フッフッフッ・・・」
中に座っていた議員は外のやり取りを見ていて呆れていたようだが、その時、DIOが口の中に指を入れたかと思うと議員の前歯をへし折った。
「ブツブツ言ってないで前座席へ行け、運転してもらおう・・・・!」
「おげええああああ~~~っ!」
議員は歯をへし折られたことに驚いたが、自分は『ウィルソン・フィリップス上院議員だ!こんなことをしてどうなるかわかっているのか』とか『終身刑にしてやる』と喚いていたがDIOには関係ない。
「もう1度言う・・・」
すると今度は鼻を摘まんだ。
そして派手に引っ張って前座席に放り投げた、そのため議員の鼻の骨はもちろん顎の骨も折れた。
「運転をしろ」
議員は恐ろしくなり、逃げようとしたが何度やっても車内に戻ってしまう。
「な、何だァァ!?何で、なんで中にィィ!?」
「軽トラックに追いつくまで飛ばせ・・・追いつかなければ殺す」
「ヒヒィィィ~~ッ!!」
あまりの怖さに急いでキーを入れてストッパーを外してアクセルを踏み、車を走らせる。