エジプト編・第12話 DIO(ディオ)
名前変換
この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ヌケサクについて行くジョセフたち。
搭の部屋に着いた時だ。
バッコオン!!
スター・プラチナが窓を壊した、陽の光が部屋に差し込む。
「ヒ・・ヒヒイッ!」
光を浴びてしまえば消滅するため怯えて後退るヌケサク。
「気を付けろ、奴はその棺桶にいるとは限らん。どこかその辺に潜んでいるのかもしれん」
部屋の中には『D』と彫られた棺桶がある。
「これから会う男は、初めて会うのにずっと昔から知っている男だ・・・。
そう、わしは・・・ずっと知っていた・・・わしはこいつのことを生まれた時から知っていた・・・。
承太郎、お前も・・・里美もだ・・・。
懐かしい相手ではない・・・生まれた時から倒すべき相手として・・・わしら、ジョースターの血はこいつといつか会うことを知っていた」
「ジョースターさん、僕に後悔はありませんよ。
今までの旅に・・・これから起こる事柄に後悔はないです」
「俺もだ。
今・・・感じる感覚は・・・俺は『白』の中にいるということだ・・・DIOは『黒』!
ジョースターさんたちは『白』、『黒』と『白』がはっきり別れて感じられるぜ!
傷ついた体でも勇気が湧いてくる、『正しいことの白』の中に俺はいる!!」
「イシズ、君は?」
「ここまできて聞くの?」
「フフフ・・・愚問だったな。
承太郎、お前はアヴドゥルと一緒に棺桶の右へ行け。ポルナレフ、お前はイシズ、イギーと一緒に左、花京院とわしで中央をだ。出てきたら攻撃する。
ヌケサク、お前はその棺桶の蓋を開けろ」
「うえええ・・・」
「早くしろ!」
「・・・・」
ヌケサクは渋々棺桶の前に行く。
「D・・・DIO様ァ・・・私はあなたを裏切ったわけではないのですから~~~。あなた様のお力を確信しているからこそ、こいつらの案内をしたのですゥゥゥ。
風の強い時にションベンしたらズボンにかかることと同じくらい確信していますゥ・・・、あなた様がこんなことぐらいで追いつめられて困っているわけはないですよねェ~~~っ、私はこいつらをやっつけるために案内したんですから~~~~~ッ」
「気持ち悪い例えしてないで、さっさと開けなさいっ!!」
「ケケケッ、焦らなくても今開けてやるよ・・・。
DIO様~~~ァァ、こいつらをブッ殺してやっておくんなましよおおおおおお!!」
ギギギギギギギギ・・・・と棺桶を開くヌケサク。
しかし次の瞬間、7人が驚く。
中にいたのはヌケサクだった、今、蓋を開けていたはずのヌケサクだ。
「ど、どういうことだ!?ヌケサクが棺桶の中にっ!わしは一瞬たりとも目を離さなかった!」
「あの時と同じだ!俺が感じたあの時とッ!」
「『世界(ザ・ワールド)か!?」
「野郎・・・おもしろくなってきたぜ・・・」
「でも、どうやってヌケサクが・・・」
「ああ、誰か蓋を開けていたはずのヌケサクが入った瞬間を見たか!?」
「い・・いや、見えなかった!
しっかり見ていたが見えなかった!気が付いた時には既に中に入っていた!俺の時と同じだ!!」
「ポルナレフの言った通り、これは超高速だとか錯覚だとかでは・・・決してない」
全員が目の前のことに呆然としていると・・・。
「やばい!」
「承太郎、どうしたの?」
「何か来る!みんな、走れ!逃げろ!!」
承太郎の言葉にみんな何かを察してすぐに駆け出した。
「くっ!」
「ポルナレフ!」
足を負傷しているポルナレフは素早く動けない。
「何をしている、ポルナレフ!!」
ジョセフが『隠者の紫(ハーミット・パープル)』でポルナレフの首を引っ張る。
おかげで搭から逃げることができたポルナレフ。
「わしにも感じたぞ!もの凄い殺気だった!」
「ええ、あのままあそこにいたら確実に1人は死んでたわ!」
「いったい何だったのだ、今のは?
初めて出会うスタンドのタイプだ!
実際見てはいないが今まで出会ったどのスタンドをも超えている凄みを感じた!
エンジン音だけ聞いてブルドーザーだと認識できるようにわかった!」
各々スタンドを出して館の壁を掴んだ。
「まずい・・・・まずいぞ!太陽が沈んでいく!!」
「ヤツの時間が来てしまった!」
足場を確かにした面々は太陽が沈んでいく光景を見て焦る。
ここは賭けだ、退くか・・・このまま突き進むか。