エジプト編・第11話 日本のある日
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「人間は誰でも不安や恐怖を克服して安心を得るために生きている・・・・名声を手に入れたり、人を支配したり、金儲けをするのも安心するためだ。
結婚をしたり、友人を作ったりするのも安心するためだ。人の役に立つためだとか、愛と平和のためにだとか全て自分を安心させるためだ。
安心を求める事こそ、人間の目的だ。
そこで・・・先ほどの取引だ。
私に仕えることに何の不安感があるのだ?
私に仕えるだけで他の全ての安心が簡単に手に入るぞ。
今のように死を覚悟してまで私に挑戦する方が不安ではないかね?
お前やポルナレフたちは優れたスタンド使いだ、殺すには惜しい。
ジョースターたちの仲間をやめて私に永遠に仕えないか?永遠の安心感を与えてやろう・・・」
「・・・・ないわよ」
「何?」
「ふざけんじゃないわよ!!」
きっぱり吐き捨てたイシズ。
「この際だから言わせてもらうわ!!
私はね、あんたの仲間に入って安心したことなんて1度もないわ、1度としてね!!
安心感?笑わせてくれるわ、そんなの一刻よ!私たちはあんたにとって駒も同然、あんたに利用され、任務に失敗するれば殺される、仲間意識なんてありゃしないっ、あんたの周りにいた連中はみんなそうよ!
J・ガイルもエンヤ婆もヴァニラ・アイスも・・・結局、一番安心してるのは、DIO!あんただけ!!
私はそんなのまっぴらごめんだわ!!ジョースターさんたちの仲間でいれるのがどれだけ安心か、あんたにはわからないでしょうね。
120年も棺の中にいて、その前からも誰も信頼なんかしていなかったんだから・・・・哀れね、本当に哀れね、DIO!!」
「イシズ・・・」
イシズの言葉で他の3人も意志を固める。
「そうだ、我々はお前とは違う誰かの上に立ち、自分だけ安心を勝ち取るなど、そんなことはしない」
「そうだぜ、それに俺は元々死んだ身だ!てめーのスタンドの正体を見極めてから死んでやるぜ!!」
「バウ!ガウ!」
「フン・・・ならば、しょうがない・・・死ぬしかないな」
『銀の戦車(シルバー・チャリオッツ)』、『魔術師の赤(マジシャンズ・レッド)』、『愚者(ザ・フール)』、『平和の杖(パシフィック・ワンド)』を出す4人、それに対抗してDIOのオーラも変わる。
「来る・・・『世界(ザ・ワールド)』が・・・」
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄」
スタンド攻撃が始まろうとした時、ポルナレフの後方の壁が崩された。
そしてそこには4人のシルエットが・・・。
「安心するんじゃ、みんな」
「ジョースターさん、承太郎、花京院くん・・・里美っ・・・」
「フフフフフ・・・・来たか」
最終決戦の幕開けである。
続く