エジプト編・第10話 亜空の瘴気・『クリーム』のヴァニラ・アイス
名前変換
この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「やった・・・やったぞ・・・・」
クリームを解いたヴァニラ・アイスが血まみれの身体を引きづりながら出てきた。
「ようやく3人・・・始末した・・・ずいぶん、かかってしまったな。ハアハアハアハアハア・・・・」
ボタボタと血が流れても何とも思っていないようだ。
「グルル・・・」
毛を逆なでるイギー。
「フン・・・クソ犬が。
貴様などすぐに倒す、そして次はジョースターたち3人を殺しに行く!!」
「それはどうかしら?」
「っ!」
別の空間から姿を現すチャリオッツの腕、そして折れた剣先がヴァニラ・アイスの脳天に突き刺さる。
「のろいぜ、ヴァニラ・アイス・・・そして礼を言うぜ!イシズ!」
そしてぞろぞろと出てくるポルナレフ、アヴドゥル、イシズ。
「俺の友情運は最高にハッピーだぜ!!」
ドギャッドギャッドギャッドギャッ!!
チャリオッツの連続突きにより吹っ飛ぶヴァニラ・アイス。
「な・・・なぜだ・・・確かに、確かに・・・飲み込んだ、はずだ・・・」
信じられないという風に見ているヴァニラ・アイス。
「私とあなたの『空間を操る能力』はそもそも使い勝手が違うのよ。
飲み込まれる前に既に私やポルナレフ、アヴドゥルの周りには『平和の杖(パシフィック・ワンド)』の空間の膜でもう別の空間に隔離されていたのよ!」
「つまりお前のスタンドで飲み込まれても亞空間で木っ端微塵になることもないわけだ」
「そして飲み込まれたあとジュナが休んでいる空間に飛べば死ぬこともないわけだ!!」
「っ・・・」
「お分かりかしら?
あんたのスタンドは自分の口の中にだけ空間を作り、そこに物質を取り込んで抹消する。
でも私のスタンドの能力は『空間から空間へ移動する』ことも可能なのよ!!
私はね・・・過去の自分を恥じた、でもそれを乗り越えたのよ!この仲間のおかげでね!!」
勝ち誇った顔のイシズ。
「くっ・・・」
「そしてこれで終わりよ!『火の輪(リング・オブ・ファイア)』!!」
「ぐわッ!!」
壁にめり込むヴァニラ・アイス、しかしすぐにムクリと体を起こした。
「ヴァニラ・アイス・・・・さっきからおかしいとは思ったけど、あなた・・・」
「・・・・・」
「DIOに不死身にされたわね・・・血をもらったわね、DIOに!」
「フフフフフ・・・・フハハハハハッ!!」
笑いながら起き上がるヴァニラ・アイス。
「うぐあああああああああ――――――ッ!!」
「チャリオッツ!」
チャリオッツがドアを切り壊す。
ドアの先には日光の当たる窓がある、光がヴァニラ・アイスの右腕に当たった。
「!」
右腕はボロボロと崩れて蒸発する。
「な、なんだ・・・これはァ~~!?」
困惑しているヴァニラ・アイス。
「てめー、自分で自分の体の変化に気づかなかったのか?」
「DIOに血をもらったということはお前自身も吸血鬼になるということ。
つまりDIOと同じ体質になるということだ、さぞ不自由だろうな!」
「き、貴様らああ――――――ッ!!」
DIOを馬鹿にされて掴みかかろうと右足を前に出すが・・・同じく崩れた。