エジプト編・第10話 亜空の瘴気・『クリーム』のヴァニラ・アイス
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
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「だ、だめだ・・・切りつけたが剣先を奴に取られたぞ!!」
「ポルナレフ、逃げて!スタンドがやられてもあなたがやられても同じく終わりよ!!」
「バウ!」
「「!」」
イギーの声に間一髪避けるアヴドゥルとイシズ。
しかしヴァニラ・アイスの攻撃は誰かを狙っているわけではないらしくめったやたらに辺りに穴を開けている。
「奴め!姿を見せたら俺に攻撃される可能性があるからだいたいの見当を付けて『数撃ちゃ当たる』作戦に出たか!」
「どういうことだ?イシズ!」
「あいつは・・・・ヴァニラ・アイスは亜空間の中にいるときはこちらの位置は把握してないの『直接出てこないとわからない』のよ!」
そうこうしている間にも追い込まれていくアヴドゥル、イシズ、ポルナレフ。
「とりあえず立て!逃げるぞ!」
ポルナレフに手を貸すアヴドゥル。
「チクショ―が・・・」
もう片方の足で立ち上がるポルナレフ。
「待って」
「どうした?」
「あいつ闇雲に攻撃してるんじゃないわ・・・」
「何?」
「周りをよく見て!」
クリームは最初ポルナレフの言う通り闇雲に攻撃しているように見えた。
しかしその軌道を見ると円を描いてどんどん範囲を狭めていっているのだ。
「奴は私たちをある一定の範囲まで追い込んで一気に飲み込む気よ!!」
「何だと!逃げろッ、2人とも!」
「ふざけるな、ここまで来てッ!!」
「俺の身体を見てわからねぇのかよ!!足は左足はこの様だ!!
『負傷しても助けない』つったのはおめーだろうがよッ、アヴドゥル!!」
ぎゃんぎゃん言い合っている男2人。
「グルル・・・」
イギーが助けようとスタンドを出すが・・・。
「イギー!あんたはそこにいなさい!!」
「ガウ!?」
イシズの声に止まる。
「ポルナレフ、その足だと動けないわよね」
「あ、ああ・・・」
「アヴドゥルは見捨てる気はないわよね」
「無論だ」
「ふふ、ったく・・・言っていることとやっていることが正反対な男たちね。このチームは・・・」
クリームが迫ってくる。
「2人とも私に自分の命、託す気持ちある?」
「な、何だよ・・・いきなり・・」
「あるのか、ないのかを聞いてるのよ!!状況が状況なんだからさっさと決めなさい!!」
ポルナレフとアヴドゥルをマジに見るイシズ。
「そんなの・・・」
「決まっているだろうが・・・」
「バウ!ガウッ!ガウッ!(イシズ!ポルナレフ!アヴドゥル!)」
イギーは3人が飲み込まれるのを見ているしかなかった。