エジプト編・第10話 亜空の瘴気・『クリーム』のヴァニラ・アイス
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「本物のDIO様はこの私を信頼されて『任せる』と仰って下さったッ!!
何があろうともここへ・・・・このヴァニラ・アイスがいるところへ来られるはずがないッ!!」
怒り出したヴァニラ・アイスは周囲をむちゃくちゃに壊しまくる。
「きゃっ!!」
「バウッ!(ジュナッ!)」
『愚者(ザ・フール)』で隠れていたジュナとイギーが攻撃範囲に入っていたようで避けた拍子にバレてしまう。
「この小娘がああぁぁッ!!」
「つっ!!」
「幻覚とはいえ、よくも・・・よくもDIO様を利用したなぁ――――――ッ!!」
「があっ!」
容赦なくジュナの腹を殴ったヴァニラ・アイス。
「お前は・・・ただ殺すだけでは私の気がすまんッ・・・よりにもよってこの私に対してDIO様をッ・・・」
「ゴホゴホッ・・・」
「蹴り殺してくれるゥゥ――――――ッ!!」
「『魔術師の赤(マジシャンズ・レッド)!!』」
「くっ!」
「ジュナッ!」
炎とともに空間に吸い込まれるジュナ。
〈よしッ!ナイスだぜ、イシズ・・・ジュナもこれで安心だ・・・。
しかし、ヴァニラ・アイス・・・・奴はまともじゃあねえ・・・・異常だ!女子供でも容赦しないと自分で言ってはいたがそれを上回っているぜ!!
DIOの姿をりようされたことに怒っている・・・・俺にはこいつの精神こそ暗黒空間だぜッ!心の中がバリバリ裂けるどす黒いクレバスだッ!〉
「仕方ない・・・先に貴様から始末してやる。ポルナレフ・・・・」
ヴァニラ・アイスはまた亜空間に消えた。
「くそ・・・また消えやがった!
だがな!1つお前に動きを読む方法を思いついたぜ、ヴァニラ・アイス!!」
チャリオッツが地面の瓦礫の粉を巻き上げる。
すると球体がふよふよと動いている。
「わかるぞ!どう動いているか、軌跡がわかるぜッ!そして次に口を開けた時が・・・・」
クリームの頭が見える。
「てめーが崩れ落ちる時だぜッ!!」
「ゲボッ!」
チャリオッツがクリームの口の中に剣先を突き刺した、正確に言えば剣がヴァニラ・アイスの口の中に深々と突き刺さっている。
「やった!命中したぜ!!」
「ぐっ・・・」
ガシッ!!
しかしクリームがチャリオッツの首を掴む。
握られた力が強く、チャリオッツの首が締め付けられる。
ポルナレフもそれに比例して首に指跡が現れ、締め付けられる。
「ポルナレフッ!」
異変に気付いてアヴドゥルもイシズも出てきた。
「残念だったな、俺は死なん・・・苦痛を意に介している暇もないのだからな・・・。
貴様らを必ず仕留めてみせるッ、私が死ぬのは後でいい!!」
「野郎ッ――――――!!」
一度剣を抜いたポルナレフ。
「いい子だ、剣を引いたな」
「うるせえ!!さっさとあの世へいきやがれ!!」
しかし腕を掴まれる。
「これか?俺を刺した悪い腕は・・・」
「何ッ!ぐああぁぁっ!!」
クリームがチャリオッツの右腕の肘関節を何度も手で叩く。
「うおああああ――――――ッ!!」
「「ポルナレフ!!」」
「フン!フン!フン!フン!」
「いい・・加減に、しやがれッ!!」
チャリオッツがクリームを蹴り飛ばす。
「チクショッ・・・また空間に消えやがった!」
「ポルナレフッ、後ろ!!」
太ももを抉られる。
「ちっ!」
また砂埃を舞い上げ軌跡を読む。
「来やがった!くらえっ!!」
一矢報いようとするもチャリオッツの剣先がない。