エジプト編・第10話 亜空の瘴気・『クリーム』のヴァニラ・アイス
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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5人が空間から出てきた。
「ほう・・・出てきたか」
「久しぶりね、ヴァニラ・アイス。相変わらず変態チックなファッションセンスだこと」
「フン、裏切り者が・・・よく吠える」
「人聞きが悪いわ、別に仲間ってわけじゃなかったでしょ?『共有するもの』が別になっただけよ」
悪びれもなく言ってのけるイシズ。
「それに女性の髪をこんなにした罰は重いわよ?」
「フン・・・髪ごときで、DIO様を倒そうなどと言う思い上がりに比べればどうということはない・・・」
カチ―ンときたイシズ。
「レディーに対してはレッドカードだぜ、こいつ」
「まあ、わかってたけどね」
「ならば何故、出てきた?私が女子供でも容赦がないことは知っているだろう・・・」
「あんたを倒すためよ、分かりきったこと聞かないで」
「どうやってだ・・・?」
「あんたの好きな方を追ってきなさいよ!」
イシズ、アヴドゥル、ジュナは再び空間に、ポルナレフとイギーは別の通路へ、そして上に向かう。
「フン・・・分かりきったことを聞くな言った言葉そのまま返すぞ、イシズ」
ポルナレフとイギーを追うヴァニラ・アイス。
「やはり、こっちを追ってきたか・・・イシズの言った通りだぜ!」
ポルナレフとイギーは走る。
〈奴はおそらく出口に向かっていると思うはず、でもなぁ俺たちはただ逃げているわけじゃあね――――――ッ!!
DIOに近づくために走っているんだぜ!!〉
階段で上に向かうポルナレフとイギー。
「イギー!奴は先回りしてくるはずだ!周囲を警戒しろ!」
『銀の戦車(シルバー・チャリオッツ)』と『愚者(ザ・フール)』を出して警戒しながら走る2人。
〈イシズの言う通り壁に穴を開けなければ通過してこれないらしい!
しかし奴が姿を現した時なら殺れる!!〉
「っ!」
しかし甘かった。
足の下に妙な違和感を感じた。
「何ィ!?」
足下から来たのだ、クリームが・・・。
「うおあああ!!!」
足を削られた。
「まずは足を奪った!
チョコマカと動いたり逃げたりできなくするなめにな!!」
クリームの口の中からニヤリと笑うヴァニラ・アイス。
「『ローズ・シード』!!」
どこからか赤い粒が飛んできて周囲を埃が舞う。
――――――――――――
「ジョースターさん、また破壊音です!」
「ああ、間違いない!アヴドゥルとポルナレフたちがこの館に突入して闘っている!
急ぐんじゃ!アヴドゥルたちを探すんじゃ!」
――――――――――――
「あの攻撃・・・・おそらくジュナか。
くそ・・・ポルナレフめ、寸でのところで助けられたな。
しかし、あの足の傷・・・そう遠くまでは行けまい。1人でも足手まといが出れば奴らもポルナレフを置いていくだろう」
「騒がしいぞ、ヴァニラ・アイス・・・」
「つっ!?DIO様!」
すると自室から出てきたのかDIOが階段の上に立っていた。
「DIO様!お気を付けくださいッ!そこらに奴らが隠れています!
ここは私にお任せください、DIO様が降りてくることではございませぬ」
「そうか・・・そうだったな・・・」
DIOはそのまま部屋に戻ることもなぐ右手を高く上げた。
「・・・・それで騙せると思ったか?」
「・・・!」
「貴様は知らなかったようだな、ジュナ」
「・・・・」
「この部屋には窓から太陽の光が差し込んでいる・・・・本物のDIO様ならば、そもそもお部屋からここへ降りてこられるはずがないッ!!」
「つっ!」
DIOの姿は瞬く間に消えてしまった。