エジプト編・第9話 『アトゥム神』のテレンス・T・ダービー
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
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「ありがとう。
じゃあ、ゲームを始めましょう。ソフトは私が選んでいいんでしょう?」
「ええ、構いませんよ。私はここに置いてあるソフトで負けるものはありませんから」
「そう・・・」
ソフトの山を眺める里美。
「よすんじゃ、里美!」
「ジョースターさん、大丈夫です。
逆に問いますがジョースターさんはこの中のゲームを花京院くん以上にやりこんだことがありますか?」
「うぐ・・」
「そもそも、やったことがあるんですか?」
「い、いや・・・」
「なら私に任せてください。
承太郎も口出し無用だからね、承太郎はゲーム機もいじったことないだろうから」
「・・・・・」
何も言えない承太郎。
「・・・・・」
「ゲームは決まりましたか?」
「ええ、私はこのゲームで対戦を希望するわ」
里美が手にしたのは『OH That BASEBALL!』と書かれたソフトだった。
「野球ゲームをご希望ですか・・・ところでルールの方は大丈夫ですか?」
「心配は無用です」
「いいでしょう」
ソフトを受け取るテレンス。
「しかしこの野球ゲームを選ぶとは・・・ふふふふ。
このゲームは私の最も得意なゲームだ、変更したいなら今のうちですよ?」
「結構です」
「ふふふ・・・わかりました、では例の台詞をいただきましょうか」
「『私の魂を賭けます』」
「GOOD!私は花京院の魂を賭けましょう!」
「里美が勝ったら花京院の魂を返すということか・・・」
「ダービー!お前が里美に敗北した瞬間・・・わしがお前を叩きのめす!忘れるなよ!」
「私に勝てたら・・・ね?では、ソフトをセットしますよ」
『OH!That A BASEBALL!』
画面にゲームが表示される。
「ジョースターさん、念には念をです。お願いできますか?」
「もちろんじゃ」
『隠者の紫(ハーミット・パープル)』でイカサマをチェックするジョセフ。
「このゲームソフトにもイカサマはない、確認した」
「ありがとうございます」
「では、まずチームを選抜してください」
画面上に野球チームが6つ表示される。
「私は『JAGUARS』で」
「ほう、攻撃力に重点をおいたチームを選んだ・・・4割を超える打者が2人いる。
ならば私は『RED DRADONS』を選ぼう。
次に先発のピッチャーを選んで下さい」
「背番号 41番」
「ほう、結構手強いのを持ってきましたね。
では、私は背番号15番のピッチャーだ・・・1月5日生まれなんでね」
「それはさっき聞いた」
「そうでしたね。では先攻後攻、どちらになさいますか?」
「先攻」
「いいでしょう、『JAGUARS』が先攻です。
しかし、どうしましょうか?このゲームは自分で描いたキャラクターの顔を選手にインプットできるんですが・・・」
「何か?」
「『氷の妖精(アイス・フェアリー)』は女性でしょう、男性対女性という形になりますが・・・」
「結構です、アイス・フェアリーの顔をインプットしてください。
それとも・・・『女性』は野球をしてはいけないとでも?」
「・・・いいえ、失礼いたしました。
では『氷の妖精(アイス・フェアリー)』の顔をインプットしましょう。
ただし、男性のような描写で・・・あと髪が長いので結ったスタイルで描かせていただきます」
テレンスは器用にアトゥム神と『氷の妖精(アイス・フェアリー)』の顔を画面にタッチペンで描く。
「インプット!
それではいよいよプレイボールといきますか!」
インプットされた顔が選手となる。
「ふ~ん、器用ですね。
『氷の妖精(アイス・フェアリー)』を男性にしたらこんな風になるかもしれないですね」
「感心してる場合かよ・・・」
ため息をつく承太郎。
整列している選手の顔を見ると赤いユニフォームをしたアトゥム神と黄色のユニフォームを着たアイス・フェアリーがいる。
アイス・フェアリーはテレンスの手によって美男子に描き換えられている。