エジプト編・第8話 『ホルス神』のペットショップ
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「承太郎・・・」
「心配かけやがってっ・・・」
抱き締める承太郎。
「・・・・ごめんね・・」
また生きて会えたことに里美も嬉しそうだ。
それを見て、他のメンバーも安心するのだった。
「しかし里美、どういう経緯で敵に襲われたのだ?」
「それについてはある場所に案内してからお話しします」
アヴドゥルの問いに里美は承太郎から体を離した。
「ジョースターさん、イギーをこっちに」
「あ・・ああ・・」
イギーを抱き上げ、里美は先頭に立つ。
「みんな、ついて来て」
「何だ?どこへ行くんだよ?」
「ついて来れば分かるよ」
不思議に思ったが全員、里美の後をついて行く。
するとレッカー車が1台の高級車を引いていくのに出くわす。
「こ・・・この車はッ!あの乞食が乗っていた高級車だ・・・」
「血がついているわ」
潰れた高級車は大量の血がついていた。
「あのサングラスを付けたスーツの男性・・・・やはりジョースターさんたちが頼んだ人だったんですね」
「知っているのか?」
「はい、彼を殺したのは私とイギーの闘ったスタンド使いです」
「っ!?」
「本当なのか!」
「はい」
「・・・・やはり・・」
アヴドゥルが眉間を抑えた。
「行きましょう」
再び歩き出す。
「しかし、何だ・・・急に冷や汗が出てきたぜ。この精神的に食い込むような圧迫感は、一体何なんだ?」
ポルナレフが顎の下を拭う。
「里美、どこに私たちを案内しようとしているの?」
「もうすぐです、もうすぐ・・・」
歩くにつれてポルナレフが・・・・いや全員が感じている圧迫感が強くなる。
「わしにはもう・・・わかった・・・、この雰囲気はッ!このドス黒い感覚はッ!」
ついに正体が分かる。
「ここです」
「こ・・・・この館はッ!」
「間違いない、写真の館だわ」
「イギー、里美、おめーらが見つけたのかッ!」
「そう、ポルナレフ。
そして私たちが闘ったのはこの館の入り口を守っているのが役目のスタンド使いだったの」
「そうだったのか・・・」
「どうやら間違いないようだ。
里美、承太郎、お前たちにも分かるはずだ。この館の中は間違いなくヤツが・・・DIOがいる!!
我々の旅はついに終点を迎えたわけだ・・・」
ペット・ショップを倒したことによりすんなり門の前に行くことが出来た。
しかし門は開いてた。
「昨日は閉まっていたのに・・・何故、開いているの?」
「誘っているのか・・・わしらに存在がわかるようにDIOにもこちら側のことが気づいている。
うっかりこの館の中に入るのは敵の胃袋の中に入り込むようなものだ、あちらも承知の上で誘っているのだろう。
さて・・・どうしたものか・・・・」
ガチャリッ・・・
「館の扉が開いたぞッ!気を付けろッ!」
扉に近づくと中は先の見えない廊下が続いていた。
「この廊下・・・本物じゃあねーよな・・トリックか、幻覚か・・・」
「間違いない、幻覚だよ・・・同じ幻覚のスタンド使いとして分かる・・・」
ジュナがきっぱり言い放った。
「迂闊に入るなよ?
門番のスタンド使いを倒したとしても情報ではあと2人ほど護衛のスタンド使いがいるはずだ」
すると廊下の先・・・向こうから何かやってくる。
男だ。
緑の髪を高く結い、白い生地にハートの模様が特徴の衣装を着た男性が廊下を滑るようにこちらにやってくる。
そして承太郎たちの目の前にくるとピタリと止まったのだった
続く