エジプト編・第8話 『ホルス神』のペットショップ
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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――翌日・PM 1:00――
「結局・・・昨日、里美ちゃん帰って来なかったわね」
「ああ・・・」
里美不在のこともあり一同は少々空気が暗かった。
承太郎に至っては内心気が気ではなかった。
「里美・・・」
「大丈夫だ、承太郎」
アヴドゥルが諫めている。
「しかし、イギーだけならまだしも里美まで戻らんとは・・・それに・・・」
ジョセフは昨日のことを思い出した。
昨晩、一瞬だがアイス・ドールが溶けかけたのだ。
そのこともあり承太郎は心配しているのだがそれはジョセフ達も同じだ。
そのため、DIOの館を捜索しているホームレスの報告を待つことも大事だが、まずは里美と合流することにしたのだ。
そして今、アイス・ドールを頼りにここまで来ている。
「どうした?承太郎」
すると承太郎はふと足を止めて振り返った。
「尾行者でもいるの?」
「・・・・・」
承太郎はただ後方を見つめていた。
「いや、誰かに呼ばれた気がしただけだ」
「呼ばれた?誰もいないぞ?」
「そうなんだが・・・確かに・・」
建物の影からイギーが現れた。
イギーはフラフラだった、息を切らせて一生懸命歩いてくる。
「イギーッ!」
「どうしたんだ、これは!?」
一同、イギーの状態に驚いている。
「前足が片方ないわ、交通事故にでもあったの?」
「いや、こいつは事故に遭うようなタマじゃあない・・・敵に襲われたな」
「!?」
「しかし、誰かに手当してもらったようだな。見事な外科のテクニックだ・・・」
怪我の具合を見たジョセフが感心している。
「ってことはイギーだけじゃなく里美も・・・」
「ありうるな」
「だが、イギーの声ではなかった。確かに人間の言葉で俺たちを呼んでいた」
すると今度はジョセフ達にも声が聞こえた。
「イギーは敵と遭遇したようです・・・死にかけていたところを里美と一緒にスピード・ワゴン財団の医師に助けられたようです・・・・」
「「「「「!?」」」」」
「僕の目と同じように・・・」
「お・・・おめーはッ!」
「ふふふ・・・久しぶり、みんな」
「「「「花京院ンンン――――――!!」」」」
「花京院くん!」
全員が駆け寄った。
「花京院じゃあねーかッ!おいッ!!」
「みんな、ご無事で・・・・」
「見ての通りだ!わしらも会いたかったぞ!」
「おい、目はもういいのかッ!」
「ええ、もう大丈夫です・・・少しキズは残りますがしっかり視力は戻りました。
それに、里美も無事ですよ」
花京院の向いた方を見るとジュナに連れられてやってくる里美。
「里美!」
「無事だったか!」
「はい・・・ご心配をおかけしました」
「里美もイギーと同じ敵と戦って負傷し、少年によって助けられたそうです。
助けられた時には意識はなかったそうです、僕も合流できたのは今日の朝です」
「そうだったのか、おっと!」
ジョセフを押しのけて承太郎が里美に歩み寄る。
「ジュナ、里美は俺が・・・」
「うん・・・」
承太郎に寄りかかる里美。