エジプト編・第8話 『ホルス神』のペットショップ
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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里美たちが逃げるのを見てペット・ショップも飛び上がり、後を追う。
「・・・・」
上空から探すペット・ショップ。
「・・・・・・」
反対に里美たちは建物の陰に隠れて見つからない様に息を潜めていた。
「行ったか・・・」
一呼吸置く里美。
「それにしても・・・イギー」
抱えているイギーの前足を見る里美。
「ガウ・・グググ・・・」
イギーの前足はペット・ショップの氷によるダメージで足の裏の皮が剥がれてしまった。
「ごめんね、巻き込んで・・・今治すから」
アイス・フェアリーで治癒を開始する里美。
「よし、これで大丈夫。
それにしても・・・・あいつ、あのハヤブサ・・・予想以上に素早い。
一刻も早く場所を移動しなくては・・・・」
イギーを抱えて走り出そうとした時だ。
「!」
「なっ!?」
「・・・・」
ペット・ショップが目の前にいた。
「な、何でっ・・・」
「ギャアァァ!!!」
大きな鳴き声とともに氷の針を幾つも撃ち込んでくる。
「『氷の盾(アイス・シールド)』!」
何とか回避して走り出す里美。
「なんて目聡い・・・いやハヤブサはそもそも目の良い鳥だったけね!」
走っている間でもペット・ショップの攻撃は止まない、追ってきて、氷の針を撃ち込む。
「くっ・・・」
走り走って、角を曲がって、曲がって逃げる。
しかしそれも車の走る大通りの手前で逃げ場を失う。
「しまった!大通りに・・・」
「キシャ――――――!!」
「!?」
追いつかれるのに時間はかからなかった、ペット・ショップは里美達目掛けて攻撃してくる。
「ぐえああっ!!」
攻撃によって砂煙が立ち込める。
「!」
ペット・ショップは亡骸を確認しようとしたが妙だ。
煙が薄くなってきても遺体らしきものは見えない。
里美とイギーの姿が消えたのだ。
一体、どこへ・・・・・。
――――――――――――――
「イギー・・・なんて声出すの・・・」
なんと里美たちはマンホールの下に、つまり下水道に逃げたのだ。
「まあ、ザ・フールの砂に同化する能力でマンホールの下に入れたわけだけど・・・」
「ガウ・・・」
イギーは前足をペロペロ舐めていた。
「もう大丈夫みたいね、よかった」
イギーを下ろすと上を見る里美。
「逃げ切れると決まったわけじゃないけど・・・とりあえず時間稼ぎはできる。
ここで少し休もうか、イギー・・・・、イギー?」
走り疲れたので座ろうとした里美だがイギーが動かないのを見て不審に思う。
「どうしたの?」
「ググ・・・ガガ・・」
「まさか・・・っ」
イギーが見ていたのは下水の流れるトンネルの先・・・・そこには何やら気配がする。
「イギーッ!!」
アイス・フェアリーの髪の毛でイギーを引き寄せる里美。
ガガガッ!!
イギーがいた場所には氷の針が突き刺さっていた。