エジプト編・第7話 ホル・ホースとボインゴ
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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パーポー!パーポー!
その横で救急車が通り過ぎる。
「怪我人かしら?」
「もしかしたらさっきの声の人かもしれませんね」
「だな、叫び声っぽかったしよ。まあ救急車が来てるなら大丈夫だろう」
「そうだね」
――――――――
「患者は死んでいるのか?」
「いいえ、重症です。しかし何事が起きたのかはわかりませんがね・・・額から頭のてっぺんを弾丸のような傷で抉られているんですよ。
1㎝ずれていたら死んでましたね、全く運のいい男ですよ」
ホル・ホースは自分の弾丸を受けたが奇跡的に命を取り留めたが傷が深いため救急車で搬送されていった。
それを見ていたボインゴはマンガを見直した。
「僕の予知が間違いはなかった・・・そしてホル・ホースはこうなる運命だったんだ。
しかし・・・・あの承太郎・・・なんて運のいい奴なんだろう。
お兄ちゃんもホル・ホースも運命に敗れた・・・・、あんな運の強い奴に対抗できるのはDIO様のような人だけだろう・・・・」
そう言って空を見上げたボインゴ。
「オインゴお兄ちゃん・・・・なんだかホル・ホースを見て復讐なんてすごく馬鹿馬鹿しく思えてきました。
もう承太郎たちのことは忘れましょう。
僕の予知のスタンドは攻撃するためではなく僕たち兄弟の幸せや困っている人たちのために役立てた方が・・・・もっと人からも愛されるし、いい運命がやってくるような気がします」
ボインゴは今まで隠れていた木箱を蹴り上げた。
「あんな箱の下で他人を怖がってオドオド生きる人生なんてまっぴらです。
僕はこの闘いで大きく成長しました、
帰ります、お兄ちゃん!お兄ちゃんの待つアスワンへ!」
そうして意気揚々と歩き出した時、後ろで呻き声が聞こえた。
どうやら先ほど蹴り飛ばした木箱が後ろにいる何かに当たってしまったようだ。
「ご、ごめんよ・・・ついうっかり蹴り飛ばしちゃったんだ・・・悪気はなかったんだ・・・許してね・・・」
「ぎぎぎ・・・・」
プク――・・・っとタンコブが出来た物体、よく見ると犬だった。
しかし、この犬・・・どこかで見た気が・・・。
「ああっ!こっ・・・この犬はッ!まっ、まさかッ!」
ボインゴは思い出した、承太郎達と一緒にいたスタンド使いの犬・イギーのことを・・・。
「バウッ!!ガルルッ!!」
「ぎいややゃあああぁぁぁッ!!!!」
『人の性格がそんなに簡単に変えられ成長できるなら誰も苦労はしません、ボインゴは前以上に暗ーい性格のままホル・ホースと仲良く入院したのでした・・・!』
『皇帝(エンペラー)』のホル・ホース
『書物の神・トト神』のボインゴ
深手の負傷により入院、再起不能(リタイア)
「おい、ところであのクソ犬はどこへ行ったんだ?」
「イギーか?どうせどこかで拾い食いでもしてるんだろう・・・」
「全く、だからあいつは役に立たないと言ってるんですよ」
「・・・・・・・」
「まあまあ」
「スタンド使いだからね、個性も強そうだし。まあ、好きにさせておきましょうよ。ちゃんと帰ってくるし、私たちの行く先々にはちゃんと付いて来るんだし」
続く