エジプト編・第7話 ホル・ホースとボインゴ
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
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そこにお茶を持った年配の女性が歩いてくる、どうやら作業員の2人に差し入れに来たようだ。
しかしそれがまたホル・ホースの神経を逆なでる。
「ねえ、みなさん。そろそろ正午よ、お茶を入れたからお昼でも食べて休憩したら?」
「おお・・・そいつはいいな」
「おばさん、すまないね」
「くそババア―――ッ、こっちが先だ!!ババア、すっこんでろッ!」
指定時刻まで本当に時間がない。
「己らァ―――ッ、早く開けろと言ったら開けろ!!この岩でドタマ、ブチ割るぞ―――!!」
ホル・ホースの様子にさすがに恐ろしくなったのかパイプの留め具を外しだす作業員。
「あ・・・開けたよ、これでいいのか?」
「どけ―――――っ!」
『皇帝(エンペラー)』を出し、パイプに向ける。
「くたばれ、承太郎―――ッ!」
撃ち込まれた複数の弾丸がパイプ伝いに承太郎に向かっていく。
――――――――――――
「ジョースターさん、大丈夫ですか?」
「ああ・・・わしは、なんとか大丈夫だ・・・」
「私も大丈夫・・・」
イシズもアヴドゥルが庇ってくれたので大した負傷にはならなかったようだ。
「アヴドゥルさんは?」
「うぐ・・う・・私も気を失ったが、大丈夫だ・・・幸い、かすり傷だったようだ。
それよりポルナレフを・・・石のブロックが・・・」
見るとポルナレフは石のブロックが腹部や足に乗っているため動けないようだ。
「お・・おい・・・ちょっと、どけてくれ・・・。このくそったれのブロックを・・・」
「ああ、今行くぜ。里美、行けるか?」
「うん」
ジョセフたちにアイス・フェアリーの髪を腕に結び付けた里美は承太郎と一緒にポルナレフの所に向かう。
「そ・・そういや・・・ホル・ホースの野郎はどこだ?」
「わからない・・・トラックが突っ込んできて・・・目覚めた時には、もういなかったから・・・」
里美はアイス・フェアリーの髪をポルナレフの腕に結び付けた。
「承太郎、ブロックを下ろして・・・ゆっくりね」
「ああ」
スター・プラチナでブロックをどかそうとした承太郎。
しかしその時・・・パイプの目の前に顔がくる。
「よし!勝った!パイプの前に承太郎の顔があるッ、吹っ飛びな、承太郎ォォォ―――ッ!!」
建物の影から承太郎の死に様を見ようと覗いているホル・ホースとボインゴ。
「ハアクショイ!!」
「「!」」
しかしポルナレフがくしゃみをしたせいで承太郎の顔が引っ込み、弾丸が狙いから逸れる。
「な・・・・何ィィィッ!?」
「!?」
狙いが外れたことに愕然としているホル・ホースとボインゴ。
「おいおい・・・」
「ちょっと、もう・・・ポルナレフ」
くしゃみを受けたのは承太郎だがそれを見ていた里美も呆れ顔。
「グション・・・失礼、承太郎・・里美。
ホル・ホースの野郎がさっき、何を思ったのか俺の鼻に指を突っ込みやがってよ~~。
気持ち悪ィ~~~っ、未だにムズムズするぜ・・・」
「だからって・・・もうっ!はい、ティッシュ!」
ポケットからティッシュを取り出し、差し出す里美。