エジプト編・第7話 ホル・ホースとボインゴ
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
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状況を見たホル・ホースは呆然としていた。
「これは・・・い、いくら奴らでも・・・突然すぎてスタンドで防ぐ暇はなかったようだな・・・。
鼻に指を突っ込んだら予知通りになった・・・信じられねえ!1度に6人を!」
ボインゴの『トト神』の予知が現実になったことに喜びを隠せないホルホース。
「運命なんです、ハイ!
予知は絶対なんです、でもトドメを刺すのはまだ早い。次の予知を見てからにするんです、ハイ」
「OK!わかったぜ!」
ホルホースはボインゴと一緒に建物の影に隠れる。
『やったァーッ!奴らを皆殺しのチャンス到来だッ!!
しかし気を付けろ、隠れて様子を見るんだ―――ッ!
「奴らに近づくのはまだ早い!他の4人は気を失ったが承太郎と里美は気を失っていない!立ち上がってくるぞ――ッ!」』
マンガの続きを見たホルホースがトラックを見ると確かに承太郎が動いている。
「う・・・ってーな・・くそ・・・」
承太郎は咄嗟に庇った里美を見る。
「おい、大丈夫か?」
「うん、危機一髪で承太郎が庇ってくれたからなんとか・・・かすり傷ぐらいで済んだみたい・・・」
石のブロックを退けながら立ち上がるが2人とも負傷している、特に承太郎は里美を庇った分深い。
「承太郎・・・」
里美は承太郎の腕にアイス・フェアリーの髪の毛の一部を結びつける。
「これで動きながら治療ができる・・・みんなの体の上からブロックを退けてあげて」
「ああ・・・」
そして承太郎はトラックの衝撃で瓦礫の下敷きになっている仲間の救出、里美は人命救助にあたる。
「承太郎は里美を助けながらも一瞬早く身をかわしていたのか・・・なんて奴だ。
危ねえ・・・うっかり近づいていたら反撃をくらっていたぜ。
しかし2人とも警戒しているな、俺が呆気なくいなくなったから疑問に思っているようだな。
だがなあ、俺は勝ちてえ・・・勝ちてえんだよ、なあ・・・ボインゴ。
ここまで苦労したんだ・・・何としても勝ちたいぜ・・・え?そうだろ?ボインゴ・・・・」
「うん・・・」
「あと1歩で勝利だ・・・ボインゴ!次はどうすりゃあいいんだ?どうすれば奴らにトドメを刺せるんだ!?
おめーのマンガの予知は100%完璧だ!
し・・・信じよう・・・、予知通り俺は何だってやるぜ!指を詰めろと出たら詰めるし、クソを食えと言うなら迷わず食うぜ!
勝ちてえんだよっ、俺はよ!」
意気込んでいるホル・ホース、するとマンガに絵が浮かんだようだ。
「で、でででで・・ででで・・出た!ついに出ましたっ!ハイ!最後の予知がッ!」
『さあ!次なるホル・ホースの攻撃はクライマックスだ―――ッ!
ホル・ホースは下水管工事の男たちを見つけたぞ―――ッ!
そして金を払って下水パイプを1ヵ所開けてもらうんだ――ッ!
ホル・ホースは12時ジャスト!そのパイプの中に弾丸をありったけブチ込めば・・・・ドバッと弾丸が道向こうのパイプから飛び出て!
ウオオン!ホル・ホースの弾丸が承太郎の脳天をブチ抜いたゾ―――ッ!額のど真ん中に命中だ―――ッ!』
出た、ついに承太郎が死ぬ予知が・・・。
確かに横を見れば下水管工事をしている作業員服の男が2人いるし、その水道管を辿って見ると・・・ジョセフたちを助けている承太郎の顔のすぐ横に繋がっている。
「やっ、やったッ!ついに出ました、ハイ!待ってたんです、ハイ!この予知が出るのを・・・・待ってたんです、ハイ!ウケウコケウケコウケッ」
「こ・・・こいつは、すげえ!」
ホル・ホースも嬉しい、しかし・・・。
「すげえが!だがしかし、待てよ!!
マンガの解釈を読み違えるとやばいことになるぜ!!」
マンガを引ったくり前のページを捲るホル・ホース。