エジプト編・第7話 ホル・ホースとボインゴ
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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では、気を取り直してボインゴのスタンド『トト神』の本を見てみよう。
『僕、ボインゴ!
こいつはホル・ホース!とっても意地悪で嫌な奴・・・
ボインゴが寝ているときロープで縛ってトランクに詰め込んでオインゴ兄ちゃんのところから攫ってしまいました、サビシィ――――ッ!
でもボインゴはお兄ちゃんの仇を討つために、すごく怖いけど、精一杯勇気を出してホル・ホースとコンビを組むことにしました』
「・・・・・」
本を見ていたホル・ホース、ボインゴはというと少し距離を置いてホル・ホースを見ている。
「オドオドして俺に近づきもしねーが、おめーはおめーなりに勇気を出しているというわけか・・・。
しかし、お前のスタンド・・・噂では『絶対当たる予知能力』というが本当だろうな?
その噂を信じてコンビを組むことにしたんだが・・・おめーの兄貴が失敗したのが不安だぜ。答えろッ!絶対なんだな?」
その時、本に絵が浮かんだ。
『ボインゴとホル・ホースがカイロの郊外を歩いていると、とっても綺麗な女の人と出会いました・・・・ホル・ホースはその人にいきなり飛び蹴りだ――ッ!
エンズイ蹴りをくらった女の人は大喜びでホル・ホースに宝石をくれました!
やったァ~~~、大儲け!!』
「にゃんじゃああ~~~ッ!これは!?てめー、ふざけてんのか?これが予知だと?ボインゴ!!
無茶苦茶だァ~~~、こんなことが起こるわけねーぜッ!!」
「ぼ、ぼ・・ぼ・・・僕のトト神のマンガの予知は・・ぜ、ぜ・・ぜ・・ぜっ、絶対です!ひゃ、ひゃ・・ひゃく、100%です、はいッ・・・」
「100%ォォ―――!?てめー、いい加減にしろよッ!」
あーだこーだ言い合っていたが(一方的にホル・ホースがボインゴに言っていただけだが)、そこへお付きの者を従えた女性が通った。
「まさか・・・」とは思ったが、しかし相手は女性。嘘はついても殴ったことはないホル・ホース。
不細工であろうと美人であろうと女性を尊敬しているからだ(尊敬しているのであれば嘘もつかないとは思うが)
しかしマンガには『女を蹴る』と描いてある。
どうする、どうする・・・。
「うりィヤヤヤアアァァ――――!!」
やけくそだと言わんばかりに女性目掛けて飛び上がった。
「きゃああああ!!」
ホル・ホースの蹴りは女性の首に当たった。
「なんだ!?貴様は!・・・ん?」
付き人がいきなり蹴りかかってきたホル・ホースに怒鳴るが蹴られた自分の主を見ると服の襟の中にサソリがいた。
そしてそこが丁度ホル・ホースに蹴られたところだったようで見事に潰れていた。
「まあ!」
これには女性もビックリ!
「サソリが首の所から服の中に入るのに気づいてくれたのですね」
「服の外なら払い落せたが・・・蹴り潰してくれていなければ刺されていた」
「ええ!命の恩人ですわ!
もし、助けていただいたお礼をさせてください、私の首飾りなどどうでしょう?お納めください」
お礼を言って去って行った女性と付き人。
「・・・・・マジか・・、マジに起こった」
手に置かれた首飾りをぼんやり見たホル・ホース。
「ボインゴ!お前の予知は本当だ!!マジだ!!俺たちは無敵だぜ!!
ホル・ホースとボインゴは無敵のコンビだぜッ!」
ボインゴの能力を確信したホル・ホースは承太郎たちに勝てると思い、ボインゴを連れてカイロへ急いだ。