エジプト編・第6話 『オシリス神』のダニエル・J・ダービー
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「ひ、ひどい奴だッ・・・指を折るなんて・・・!」
「いいえ、慈悲深いと思ってほしいわ。私は指を切り落としてやりたいくらいよ」
「つっ!」
「とにかくあなたにディーラーをやってもらうわけにもいかないわね。
私がやるわけにもいかないし・・・・なら、あの丘にいる男の子に頼みましょう。アヴドゥル、連れてきて」
「ああ」
アヴドゥルは男の子を連れてこようと歩き出したが・・・。
「イカサマは心理的盲点をつくこと・・・・それを見破るとはさすがだ。
目がいいだけではイカサマとはわからない・・・・私のセカンドディールを見破るとは少々あなどっていたようだ。
この指はその罰として受け取っておこう、どんな相手でもナメてかかってはいけないという教訓として反省することにしよう・・・。
全身全霊で君とのゲームに挑むとしよう!イシズ!!」
「そう、認めていただけたようでうれしいわ」
「今回の賭けは1988年以来の大勝負だからね・・・そうあの年の5月17日、私は真山祥造という日本人と東京にある奴の8つの不動産と奴の魂を奪い取った。
奴は金持ちだったが本当に強い男だったよ・・・・」
そう言うとポルナレフとジョセフの魂を空中に放った。
「私はDIO様のために来たのではないッ!生まれついての『賭け師』として闘いに来たのだッ!」
「な、何をする気だ!?ポルナレフとジョースターさんの魂を!」
するとオシリス神が2人を各々6枚のチップに分けた。
「『ポーカー』は自分のカードが相手に負けるかもしれないと判断したらゲームを降りていい賭けだ・・・つまり1回ごとに参加料を払うからチップが2枚では勝負にならないのだ。
そこで2人の魂をそれぞれ6枚に分けさせてもらったよ、チップを6枚取り戻した時点で魂を1つ取り戻したこととする。いいね?」
「OKよ、アヴドゥル・・・男の子を早く連れてきて」
「あ、ああ・・・」
アヴドゥルをさっさと行かせて待っているとダービーがとんでもないことを言い出した。
「ああ、それからもう1つ・・・彼女も」
「!」
「てめーッ・・・里美も賭けようというのか?!」
「ああ、そうさ。どちらにしろ彼女は生きたまま連れてきてほしいと言われたのでね。
だから彼女とは勝負をする気はないのだよ、だから彼女は、言い方は悪いが・・・賭けの品としていてもらおう。
イシズ、君が勝ったら返すということにさせてもらおう。
もちろん彼女の分もこちらでチップを用意させてもらう」
「わかったわ」
「イシズ!」
「承太郎、勝てば問題ないわ」
「・・・っ」
承太郎は不安そうにしていたが・・・。
「承太郎、大丈夫・・・イシズさんを信じて」
里美は自ら進んでダービーの近くに椅子を置いて座る。
「では君のチップはこれだ、そしてイシズ、これが君のチップ。まだ何物にも染まっていない雪のようで真っ白なものだ。
では、イシズ・・・・例の言葉を聞かせてもらおうか」
「いいわ、『私の魂』を賭けるわ!!」
「GOOD!」
「連れてきたぞ、イシズ」
「ありがとう、アヴドゥル」
しかし状況が変わっていたことに気づいたアヴドゥルは承太郎に聞くと真っ青になる。
しかし「勝てば問題ない」と言いきったと聞かされますます頭を抱えていた。
「ではまず、参加料にポルナレフに1枚払おう」
「私もチップを1枚払うわ」
お互い配られた5枚の手札を見る。
『ポーカー』とは――――
配られた5枚のカードを1度だけ交換して相手よりいい役をそろえようとするゲーム。
しかしゲームに『賭け』の魅力が加わると一変して複雑な心理戦が始まるゲームでもある!
ちなみにポーカーフェイスとは相手の気持ちを読まれないための表情なのだ!!
「さて、私は・・・2枚チェンジしよう」
チップを払い、カードを交換する。
「イシズ、その6枚は君の魂だ。よーく考えて勝負に出てくれよ」
「そうするわ」
話が読めなくて困惑する少年。
「坊や、君は何もわからなくていいんだ。
心配はない、普通に切って、普通に配ってくれればいいのだよ・・・・」
「う、うん・・・」
「じゃあ、私は・・・3枚チェンジするわ。坊や、ちょうだいな」
「あ、うん」
手札を入れ換えるイシズ。