エジプト編・第6話 『オシリス神』のダニエル・J・ダービー
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「な、何ですか?それ・・・」
「チョコレートよ」
「チョコレートだと!?」
「ええ、今は溶けちゃってるけどね・・・さっきまでチョコレートの破片でグラスの底にくっついていた。そうよね?ダービー」
「チョコレートの破片がくっついてたって・・・いつくっつけたんですか!そんなの!」
「ゲームを始める前にグラスとコインを調べた時でしょうね。
チョコレートをの破片をグラスの底にくっつけて微妙にグラスを傾けさせていた。
そして溢れそうになった時そのチョコレートを溶かせば表面張力は均一になってあと1枚コインが入るように細工した。
そうでしょ?」
「フフフ・・・ご名答だ」
「何ィ~~~!しかし、自分の入れる時に都合よくチョコレート溶けてくれるものなのか!?」
「だから『テーブルの右側から』入れたんでしょ?
あの時・・・・ジョースターさんが最初にコインを入れた時、既に傾けさせていた表面張力は限界だった。
あの時、溶かさずに入れていたら確実に溢れていたでしょうね。でもそれを察したダービーは直射日光の太陽の熱をグラスに当てるために右側に避けてチョコレートを溶かした」
「フフフ・・・なかなか鋭いじゃないか、イシズ」
「「「・・・・・」」」
「いいわ、ダービー」
すると今度はイシズが席に座る。
「今度はそのトランプで私と勝負しましょう、やる賭けは・・・・ポーカーよ!」
「な、何!?」
「イシズッ・・・」
「イシズさんッ・・・」
「面白い!ポーカーは私の最も得意とするギャンブルのひとつだ!」
「やめろ、イシズ!こいつはジョースターさんより上手の男なんだぞ!!」
「そんなのは承知よ、分かった上で勝負するのよ」
「本当に分かってるのか?こいつぁ、マジで危険だぜ・・・暴力は使わないが、今まで出会ったどんなスタンド使いよりも危険な奴だぜ」
「それも承知の上よ、承太郎―――でもね、やらなければ2人は取り戻せないのよ」
「「「・・・・」」」
「わかったら私に任せなさい。
ところでダービー、ゲームに入る前に試したいことがあるの。2つほどね」
「何だね?」
「まず1つ目、これは承太郎にも協力してもらうわ」
「俺に?」
「ええ、イカサマは承知の上だけどそう何度もされちゃあたまったものじゃないわ、だからイカサマ阻止という意味で協力してもらうわ、いいわね?承太郎」
「ああ、任せな」
「じゃあ、ダービー。トランプをシャッフルして」
ダービーは言われた通りにトランプをシャッフルした。
「言われた通りにしたが・・・いったい何をしようと言うのかね?」
「上から何番目でも構わないからカードを捲って絵柄を見なさい、ただし見るのは自分だけ」
「・・・・」
ダービーはトランプのと山をある部分で取り、絵柄を見る。
「見たが?」
「承太郎、当ててみて」
「『ハートの6』」
「なっ!?」
「さらにカードの上から絵柄を順番に言ってみて、承太郎」
「『スペードの5』、『ダイヤのQ』、『スペードのJ』、『ハートのA』、『ダイヤの7』、『クローバーの6』、『クローバーのK』、『ダイヤの2』」
驚いてダービーが広げて見ると承太郎が言った絵柄と間違いなく一致している。
「あ、当たっているッ!カードを混ぜたのはダービーなのにッ!
承太郎、イシズ、どういうことだ!?」
「簡単よ、カードをシャッフルするとき上から下まで『見させた』から。
承太郎の『星の白金(スター・プラチナ)』なら全部見ることが出来る」
「な、なるほど・・・」
「そして2つ目に試したいこと・・・またトランプをシャッフルして。
今度は承太郎は関係ないから見えない角度でシャッフルしても無駄よ」
「・・・・・・」
また言われた通りにシャッフルするダービー。