エジプト編・第5話 『セト神』のアレッシー
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「・・・・・」
ポルナレフを見つめている女性。
「その男の子・・・そんなに似てましたか?彼に」
「え?ええ・・・」
女性は手の中にあるピアスを見る。
「・・・・・私は高瀬里美と言います。お姉さん、お名前は?」
「あ、はい・・・マレーナです」
「マレーナさん・・・わかりました。
その男の子はいつか・・・いえ、近いうちにそのピアスを取りに来ます」
「え?」
「きっと取りに来ますから、そのピアス・・・しばらく預かっておいてくれませんか?」
「里美さんだったかしら・・・あなたは、あの男の子を知っているの?」
「ええ、でも私からは渡せません・・・あなたが直接渡してください。
もしその男の子が取りに来られなくても別の人が絶対に取りに来ます」
「・・・・・・ええ、わかったわ」
何かを察したのか頷く女性。
「じゃあ、その取りに来る方の名前を教えてもらえますか?」
「ジャン・ピエール・ポルナレフ・・・・」
「『ジャン・ピエール・ポルナレフ』・・・ありがとう」
「いいえ、こちらこそ・・・・では、お願いします!さようなら!」
走り去る里美を笑顔で見送るマレーナ。
「待って――!」
「里美、おせーぞ!」
「あはは、ごめん!ごめん!」
「何してたんだ?おめー・・・」
「うん、ちょっとね・・・ポルナレフ、ちょっと」
ポルナレフは腕を引っ張られるので耳を傾ける。
「何だよ?」
「あの女の人、マレーナさんっていうんだって」
「ッ!///」
「DIOとの闘いが終わったらピアス、取りに行ってね」
「なっ!///お、おいッ!?///」
「なるほどな・・・ちょっとした手助けか」
「まあ、そんなところかな。
これで『生きて帰らないといけない理由』が出来たでしょ?」
「ま、まあな///」
「フフフ・・・」
「笑うなッ、わかったよ!こうなったら意地でも生きて帰ってやるぜッ!
承太郎も顔逸らしても笑ってるのバレバレだぞッ、こらッ!」
「だが・・・今回ばかりは感謝だろ?」
「・・・・・////」
そう言うなと肩に手を置かれて宥められて何も言えないポルナレフ。
「おっ、承太郎!ポルナレフ!里美!」
名前を呼ばれて振り返るとジョセフ、アヴドゥル、イシズがいた。
「ジョースターさん!アヴドゥル!イシズ!」
「お前たちどこ行っとったんじゃ!全く勝手な行動はするなといつも言ってるじゃろうが!!」
「あんたらだろーが、勝手にいなくなったのはよ!!」
「そうですよ!なかなか戻ってこないからあっちこっち探し回ったんですから!」
確かに元を辿ればジョセフが来ないのを待っていてこうなったのである。
「まあまあ、それより早く飯を食いに行きましょう」
「そうよ、『何かあった』のはお互い様のようだし・・・早く、美味しいもの食べに行きましょう」
「・・・・やれやれだぜ」
「バウ!」
「あ?イギー!おめーもどこにいたんだよ!?」
こうして一行は遅い食事を摂りに行ったのだった。
続く
最後のマレーナとの会話は管理人がポルナレフとマレーナをくっつけたくて、そのきっかけを作りたかっただけです(笑)