エジプト編・第5話 『セト神』のアレッシー
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
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さらに金魚鉢に浮いていた浮きのボールからはギョロンと目がついていた、そして・・・。
「ぎにゃあああ!!」
チャリオッツの剣に鼻を横に貫かれた。
「金魚鉢の中にいたんだよッ!鏡を使ってね―――ッ!
子供でも思いつく簡単なトリックだよんっ、見事にひっかかってくれたなぁ、頭のトンチキな変態アレッシーのおっさんよォ――――ッ」
「ぎあああ!!!」
なんとポルナレフは鏡を外して、金魚鉢の中に斜めに入れて、その後ろに隠れていたのだ。
キャミソールをクッションに胎児を乗せて浮のボールを被って頭部も隠して・・・。
「いくら2歳のチャリオッツでも顔を切り刻むことぐらいできるよお~~~ん!でへへへ、でへへへへへ――――ッ!」
アレッシーは顔をチャリオッツで浅いとはいえ滅多切りにされる。
「ウギャアアア――――ッ!
えらくないッ!えらくな――――いッ!!」
「待ちやがれ!どんどん若返るスタンドを解くまで攻撃し続けるぞ!!」
「いないね、ポルナレフ」
「全く・・・今回も世話の焼ける奴だぜ」
その時、承太郎と里美が建物の下まで来ていた。
すると上から・・・・。
「うわあああああっ!!ぜんぜーん、えらくなーいッ!!」
「「!?」」
窓ガラスを破って顔中血だらけの男が落ちてきた。
「えらくない・・えらくない・・・はっ!」
やっと立ち上がったアレッシーが見たのは承太郎と里美。
〈ひィィィッ!承太郎と高瀬里美ッ!!
や、やばい・・・殺されるゥ・・・!!何で2人がこんなところにィィィィィッ!!〉
これは予想外の展開である。
「・・・・・・窓から血だらけで落ちてくるなんて、普通じゃあねえな・・・」
「うん・・・それに、なんかこの人・・・誰かに追われてるみたいだし・・・」
〈落ち着け・・・落ち着くんだ・・・、こういう時こそ、冷静な奴が勝利する。
考えてみれば、今この2人は成人姿のポルナレフを探している途中で俺のことを知らない・・・・、いつもやっていることのように、すっとぼけ通して隙をついて攻撃してやるッ!〉
冷や汗を流しづつ何とか取り繕うとするアレッシー。
「ああっ、この家のご主人様に叱られるゥ――――!窓拭きをしていたら手を滑らせてしまったァ――――!
どぉーしよー、どぉーしよー~~~~、叱られるゥ~~~!!」
「「・・・・・・」」
ものすご~~~く不自然且つ挙動不審である。
「待ちやがれ!このクソおやじッ!」
そこへポルナレフが顔を出す。
「!」
「あの子は・・・!」
「あ!お兄ちゃんたち、探してたんだッ・・・・けど、えっと・・名前が・・・誰だっけ~~、誰だっけ・・」
〈今だッ!ポルナレフの奴が顔を出すのを待っていた!!〉
この機を逃すまいとするアレッシー。
「隙ありィィ―――ッ!承太郎!!」
「あッ!そいつの影に気を付けてッ!」
「!」
承太郎は里美を抱えてジャンプをする。
「やった!触った!承太郎と里美の影に触ったぞ!」
「しまったッ!」
「わあはははははははは―――!承太郎ッ、高瀬里美ッ!お前たちも俺の『セト神』の術中に落ちたのだ―――ッ!」
「う・・・こ・・こいつは・・」
「か・・体が・・・!」
承太郎たちの体がどんどん縮む。
「た・・・大変だッ!あのお兄ちゃんたちも子供になる・・・!」
アレッシーはにんまりと笑う。