エジプト編・第5話 『セト神』のアレッシー
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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〈ま、まさか・・・奴の・・あのうすら気持ち悪い男の影がッ・・・あれがスタンドか!!
あの影が俺の影と交わった時に奴は俺に術をかけたんだ!
な・・なんてこった、チクショーッ!!や、やばい!やばいぞ、これはぁ――――っ!!〉
するとそこへ承太郎と里美が通りかかる。
「あ!」
「「?」」
「ジョッ・・・承―――・・・えっと・・・」
知っているはずなのに思い出せない。
「ジョウ・・・じょう・・・な、なんでだ!名前が思い出せない~~~!!」
「僕?」
「え?」
顔を上げると里美が自分に目線を合わせるためしゃがみ込んでいる。
「私たちに何か用かな?」
「え!あの・・えっと・・!」
呼びたいのに呼べない、どうしたものか・・・。
「おい、坊や。今・・・この辺でフランス人の男を見なかったか?身長はこのくらいで君にちょっと似た髪型をしているんだが・・・・」
「あ!そっ、それは僕だ!僕っ!僕っ!」
「「・・・・・」」
2人は黙ってしまった。
「やれやれ、子どもに聞いたのが間違いだったか・・・行くぜ」
「え?あ、うん・・・じゃあね、坊や」
承太郎に手を引かれて行ってしまう里美。
「あ!待って・・・」
「キシシシシシ・・・」
「あっ!」
「フフフフフ、肉体が子供になるってことは・・・すなわち脳も子供になっているということだ。
記憶もだんだん子供まで戻るってことよ・・・そろそろ、いいかな?弱い者いじめ・・・俺、大ィィィ――好きなのよッ♡
んん~~、俺ってエライねェ――――」
「くっ・・・」
「おっとォアアア!逃がさねぇぜェ―――ポルナレフ!」
承太郎と里美を追いかけようとしたポルナレフだがアレッシーが行く手を阻む。
「大きな声じゃあ言えねーがな・・・・俺は弱い者いじめをするとスカッとする性格なんだ・・・フヘへへへ、自分でも変態な性格かなァと思うんだがね・・・。
でもよく言うだろう?自分で編と思う人は変じゃあないってな・・・だから俺は変じゃあないよな・・・子供には絶対負けないという安心感もあるしよ」
いや筋金入りの変態(変人)だと思う、しかも子供だから安心して勝てるという思考もかなり捻じ曲がったものだと思う。
〈駄目だッ・・近づけない!!〉
「名も知らないそこのお兄ちゃんとお姉ちゃん、助け・・・・ぐえッ!!?」
大声をあげようとしたポルナレフだがアレッシーに腹を蹴り上げられた。
「「!」」
呼ばれたような気がして振り返った承太郎と里美。
だが、誰もいない・・・。
「あれ?さっきの坊やがいない」
「菓子でも買いに行ったんじゃあねーのか」
2人は後ろ髪を引かれつつも先を進む。
――――――――――――
「うええ・・・」
ポルナレフはアレッシーによって木造の天井にめり込まされていた。
「・・・ということであるが、俺の使命はあくまで・・・おめーらの命を始末すること。
残念だがイジメている暇はなさそうだな・・・承太郎や高瀬里美に気づかれるのもマズいからな」
懐から銃を取り出し、ポルナレフにぶっ放すアレッシー。
「・・・・・ほう、こいつは驚いた・・・『銀の戦車(シルバー・チャリオッツ)』
だが、子供の時代の時からスタンドを出せたというのはありうること。
しかし、そのチャリオッツも今は子供のようだなァ!!」
「あああああ!子供だァ!!チャリオッツまで子供になってしまっているぅぅ―――――ッ!!」
『パミ――!』
「しっ、しかも力まで弱くなっている気がするッ!剣が折り曲がってしまっている!!」
「さっきも言ったろうが!
俺のスタンド『セト神』の術で子供に戻ったという事は精神力も当然、子供に戻っているということだ!
つまりスタンドも子供時代に戻ったのよ!未発達の子供時代になァ、ヒヒヒヒヒヒヒヒッ!!」
「うぐぐぐぐ・・・」
「理解できたようだね・・・エライね~~~・・・・」
すると懐から斧を取り出す。