エジプト編・第4話 『バステト神』のマライア
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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それを見て住民たちも単なる親族の戯れかと思ったようで引いていく。
「よしっ、今のうちじゃ!」
その隙に3人は急いで木の柵まで向かう。
「2人とも少しずつズラして動かすことはできるか?」
「はい、なんとかできます」
「私も・・・」
「よし・・わしが柵に掴まっとるから少しずつわしの体の下の方へ動いて足のつま先から離れるんじゃ!
わしらの頭同士がくっつくということは頭と足は逆に反発して離れるはずじゃ!」
しかし物事とはそう簡単にはいかず・・・。
「っ!」
「ん?ど、どうした?イシズ」
「い、いや・・・あの・・・」
ジョセフはいきなり真っ赤になったイシズを見る。
「あ、アヴドゥルが・・・」
「アヴドゥルがどうかしたのか?」
「・・・・・」
アヴドゥルも固まっている。
「当たってるのよ・・・あ、アレが・・・////」
「アレ?・・・あっ!」
男の性というべきか・・・・いや、意中の女性とくっついているからというべきか。
じ―――――っ・・・
「「「!?」」」
しかも引いたかと思った住民、しかも子どもが友達を連れて戻ってきていた。
面白い見世物だと思っているのだろうか・・・。
「ぎゃ、ギャラリーが増えてるううぅぅ!!!」
「こらっ!お前ら、見るな!!見世物じゃあないッ!!」
そんなことを言っても興味に深々の子どもたちは散らない。
さらに厄介なのが来た・・・。
「アッ!」
「「!」」
見るとジョセフを『素敵♡』と言っていた老婦人が・・・。
「ゲッ!さ・・・さっきのバァさんだ・・・」
「素敵な方だと思って追ってきたのに・・・やっぱり若い女の方がいいのね!!
しかもそんな遊んでそうなアバズレ女とおぉぉぉ――――っ!!」
「ちょ、ちょっと―――、今のは聞き捨てならないわよッ!誰がアバズレよッ!」
無礼な言葉に怒り出すイシズ。
「うるさいッ!!このッ!このッ!」
老婦人は杖で叩き出す。
「よくも乙女心を弄んだわね――――ッ!!この浮気者ォォォ――――ッ!」
「そもそもジョースターさんはアプローチなんかしてないわよ!!」
「何ですってェェェ―――ッ!!!」
「わああああっ!!アヴドゥル、何とかしてくれッ!わしゃもう涙が出てきたァ―――ッ!!」
敵スタンドの能力とはいえ叩かれて散々である、とばっちりを受けたアヴドゥルはもっとである。
「埒があかん!『魔術師の赤(マジシャンズ・レッド)』!」
アヴドゥルは炎でジョセフが掴まっている柵の部分だけを焼き取り、3人は柵の下へ落下する。
「た、助かったあ~~・・・」
「じゃないっ!!まだくっついたままじゃないっ!」
「とにかく本体じゃ!あの女を探せ!」
「フフフフフ・・・」
「「「!」」」
笑い声の方を見るとマライアがいる、余裕そうにタバコをふかしている。