エジプト編・第4話 『バステト神』のマライア
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「いたっ!あそこにいるぞ!」
「よしっ!追うぞ!!」
イシズはスタンドを解き、3人は走り出す。
「あ、そうだ!アヴドゥル、イシズ、言い忘とったが決してコンセントようなものには触るなよ!
何処についていようとも決してだ!」
「どうしてですか!?」
「それが奴のスタンドじゃ!感電したような感覚があって磁気をおび始めるのじゃ!」
「!」
「えっ・・・」
ジョセフの言葉に2人は表情が固まる。
「ん?どうしたんじゃ!」
「ごめんなさい、ジョースターさん。もう遅いかもしれないわ・・・」
「なにィ!!」
「もう、触ってしまったんです。私もイシズも・・・」
「なっ、なにィ!!?ど、どこでじゃ!!」
「さっきよ!さっきのエスカレーターの緊急停止ボタンの横にあって・・・私もボタンを探すうちに触ってしまったのよ!確かに軽くビリッときたわ・・・」
「私もボタンを押したときにビリッと・・・」
「ぬあに~~~ッ!くっそ~~、あの女ッ!」
マライアを追って走っていく3人だが・・・。
「ってジョースターさんッ・・・アヴドゥルもッ!ちょっと寄り過ぎじゃない?もう少し離れてよ!」
「いや、私が寄っているわけではないッ」
「わしもじゃッ」
「私だって・・・普通に走ってるだけよッ!!」
「ってことは・・・ッ!」
「うおっ!」
「うわっ!」
「きゃっ!」
ドシャッ!!
磁石と磁石はすいつく(くっつく)
「3人とも磁石になっているからお互いに吸い付いているのか!?」
「落ち着け、アヴドゥル!術にはまってしまったものは仕方がない!
このスタンドに闘って勝つ方法を考えるのだ!」
「でも、どうやって・・・・きゃああっ!!」
3人でようやく立ち上がるがイシズを挟んだ状態でジョセフとアヴドゥルがくっついている。
「ジョースターさん、どこ触ってるのよ!?」
「ど、どこってどこじゃ!?」
「お尻に手が・・・って、アヴドゥルもどこ触ってるのよ!!」
「いやっ、これは不可抗力だッ!」
傍から見れば美女を襲っている男たちの図である。
「アヴドゥル、女は見えるかッ!」
「い、いいえ!見失いました!!」
「くっそ~~、とにかくあそこの木まで行って体を引き剥がすんじゃ!」
しかし3人でくっついていると非常(ひじょ~~う)に歩きにくい。
「「・・・・」」
「「「!」」」
町の住民の視線もある。
「とりあえず芝居をして切り抜けるぞ」
「わ、わかりましたッ」
「〈あ~、もうっ!〉もうやだ、お祖父ちゃんったら!私の彼氏がイケメンだからって妬いてるの?」
「〈か、彼氏!?〉は・・・ハハハハ!!いやあ~ッ、孫がこんなにナイズ・ガイを連れてくるからあ~、年甲斐もなくのぅ!がははははッ!参った!参った!」
「ハハハハハハハッ!無理もありませんね、こんなに可愛いお孫さんなんですから、でもご心配なさいますな、私が幸せにしますから!!」
意外にノリノリなアヴドゥル、彼氏と言われたのがよほど嬉しかったらしい。