エジプト編・第4話 『バステト神』のマライア
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「いったい何があったんです?」
「そうよ、説明してください!」
いきなり引っ張られた2人がジョセフに問う。
「敵じゃ・・・敵スタンドに術をかけられたッ、わしの体は、今・・・」
ゴツッ!!
「「!?」」
するとジョセフの後頭部に灰皿がぶつかってきた。
「磁石になっちまっているんじゃ!スティールがくっついてくる!すまんが引っ張ってくれ、アヴドゥル」
「は、はい!」
灰皿を引っ張り取るアヴドゥル。
「しかも・・・さっきよりもだんだん磁力が強くなってきているんじゃ!」
「じゃあ、昨日『義手がおかしい』って言っていたのも?」
「ああ、おそらくこの磁力のせい・・・つっ!!」
その時、マライアの姿に気づくジョセフ。
「あ、あいつだ!あの女だッ!」
「え?」
「あの赤いフードを被った女がスタンドの本体だ!
あいつを捕まえるんじゃッ、なんとかしてこの磁力を早いところ消さなければだんだん強くなってきて動けなくなるぞ!!」
「じゃあ、表にいる承太郎たちを呼んで・・・」
「つっ!?イシズ!危ない!!」
「あっ!?」
その時、ホテルに飾られていた女の像がイシズめがけて落ちてくる。
しかし間一髪といったところでアヴドゥルが止めてくれる。
「承太郎たちを呼んでいる暇はない!あの女に逃げられてしまうッ!せめて顔を見るんじゃ!」
女はホテルの角を曲がる、しかし曲がった先にあったのは・・・。
「女子トイレ・・・」
「「・・・・」」
「2人ともここにいて、間違っても入ってくるんじゃないわよ」
イシズが中に入っていく。
中は使用中、空室を含めていくつかある。
〈いくら女性同士とはいえ使用中のトイレなんて覗けないわ、ここはスタンドで・・・〉
イシズはパシフィック・ワンドをドアの隙間から覗かせる。
〈違う・・・〉
〈違うわ・・・〉
使用中のトイレを確認していくイシズ。
「!」
しかし4つ目の使用中のトイレを確認すると逃げた女と同じくらいの足と似た色合いの靴を見つける。
〈いた・・・いたわ!〉
ジョセフ達に知らせに行こうとしたが急にトイレの入り口のドアが開いた。
「え!?」
「どわわわわわっ!!」
なんとジョセフがドアから何かに引き寄せられるように飛び込んできたのだ。
しかもアヴドゥルを巻き込んで・・・。
「あっ!窓の枠!!」
どうやら窓の枠が鉄だったらしい。
しかもそれだけではすまなかった、ジョセフの体から発される磁気によって使用中のドアのロックが解除され、扉が開いてしまう。
「「「!?」」」
使用していた女性たちはビックリ、更には・・・。
「あーら、さっきの素敵な方!今度はこんなところまで・・・・」
スタンド使いだと思っていた個室にいたのは先ほどジョセフがスタンドの磁気によって不本意にスカートがめくってしまったあの老婦人。
「HOLY SHIT!」
「全然違う人だったわっ!!」
「い、いかん!非常にマズイ状況だッ!」
「きゃああああああああああああッ、チカンンンン―――――――ッ!」
イシズはまだしも大の男が2人も女子トイレに入ってきたのだ、事情が事情だが無関係の女性たちは知ったことではない。
「『平和の杖(パシフィック・ワンド)』!」
空間移動でホテルの外へ出るジョセフ達。
「あああ―――っ、これは私のイメージじゃあない・・・トイレでの災難はポルナレフの役だ!」
「アヴドゥル、さりげなくポルナレフのこと貶してるわよ」
「んなことを言ってる場合じゃあない!イシズ、スタンドを解いて、早くあの女を探して追うんじゃ!」
と言ってる傍から道を歩いているマライアを発見。