エジプト編・第4話 『バステト神』のマライア
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「しかしエジプトってやっぱりどこも砂漠だね」
「そうよ。でもその砂漠で文明が生まれて何千年という歴史が積み上げられてきたのよ。
インドの時も感じたけどエジプトの遺跡を見た時、また違う神秘的なものを感じるわ」
「そうですね、文字は読めないけど象形文字や壁画もその時代を生きてきた人々の暮らしが窺がえるってことですよね。
私たちのタロットカードの起源もこのエジプトだって説もあるし」
「そうね、今はエジプトのみならずフランス、アメリカや日本にも広く知れ渡っているし、いろんなデザインがあるけどやっぱり大元の絵柄は違うわね」
「おいおい、観光に来たんじゃねーんだぞ?」
「わかってるわよ、でも不思議に感じるのよ。私たちの能力の元になった国なのよ?ねえ?」
「はい!興味深いです!」
「ったくこの真面目かよ~~」
「お前は少し見習った方がいいじゃあないか?」
「何だと!アヴドゥル!」
「やれやれだぜ」
ルクソールについた一行はとある場所で立ち往生していた、というのも・・・・。
「そういえばジジイはどうした?」
「ああ、トイレだ。イギーも連れて行ったし、危険はないだろう」
トイレと聞いてロクな思い出がないポルナレフ。
「まともな仕組みなのか?エジプトの・・・ぶっ!」
そこをイシズと##NAME1##に口を塞がれる。
「やめなさい、聞かない方がいいわよ」
「ポルナレフ、私も賛成しない。私自身も聞きたくない!」
*原作やアニメを見たことがある方はご存知かと思いますので説明は省略します。悪しからず・・。
「しかし、遅いな・・・様子を見てくるか」
アヴドゥルが様子を見に行った。
「ん?どうしたんです?ジョースターさん」
トイレのある場所へ来てみるとジョセフが外の岩の傍で尻もちをついていた。
「そろそろ出発しますよ」
「え!?」
よろよろと起き上がるジョセフ。
「ああ、わかった。今行くよ」
「何かあったんですか?」
「いやな、さっきあの岩に触れた時、感電したんじゃよ」
「あの岩でですか?」
「ああ、地中に電線でも通っていたのか・・・わけのわからん所だ。シュールよのォ――――」
2人はイギーを連れて4人の待つ場所へ歩いていく。
その2人と1匹を岩陰で見つめている者がいた。
「フ――――ッ・・・」
タバコを吸い、紫煙を吐き出す。
「触れてはいけない物というのは触れてしまいたくなるものね」
その者はDIOの刺客の1人、『バステト女神』のカードの暗示のスタンドを持つマライア。
パチンと手指を鳴らすと先ほどジョセフが感電した岩にあったコンセントが消える。
ジョセフは岩場にコンセントが取り付けられたのを不審に思い、触れてしまったため感電したのだ。それがマライアの能力とも知らずに・・・。