第4話 灰の搭~タワー・オブ・グレイ~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「気持ちわりいな、だが、ここは俺に任せな」
「気を付けろ、『人の舌を好んで食いちぎる虫のスタンド』使いがいるという話を聞いたことがある」
「スター・プラチナ!」
承太郎はスター・プラチナでクワガタに攻撃を仕掛けたが・・・。
「!?」
「なっ!!」
いとも簡単に避けられてしまった。
「バカな、信じられん!弾丸を掴むほど素早く正確な動きをするスター・プラチナの動きより早い!!」
「やはりスタンドだ、その虫はスタンドだ!!」
里美はスタンドの本体を探そうとするが機内には自分たちの他にも大勢乗っている、まず見つけることは不可能に近い。
「JOJO!攻撃してくるぞ!!」
「!」
クワガタがスター・プラチナの口目がけてドリルを突き出してきた。
「空条くん!!」
「・・・心配ない」
花京院が里美を落ち着かせる。
承太郎は歯で口針を侵入を防いだようだ。
「承太郎の舌をちぎろうとしたのか・・・やはり奴だ!タロットでの『搭』のカード!」
「知っているんですか?アヴドゥルさん」
「ああ、破壊と災害、そして旅の中止の暗示を持っている・・・奴の名は『灰の搭(タワー・オブ・グレイ)』!
噂には聞いていたがこいつがDIOの仲間になっていたのか・・・『灰の搭』は事故に見せかけて大量殺戮をするスタンドだ」
「大量殺戮・・・」
「そうだ、例えば飛行機事故や列車事故、ビルの火災など起こしてな・・・最近だと昨年、イギリスであった300人の死者を出した飛行機事故を覚えているか?」
「あ、はい・・・」
「あれを起こしたのも、おそらく『灰の搭』だ」
「そんな!?」
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!」
「「「「!」」」」
スター・プラチナが両腕でのスピードラッシュで狙ったにもかかわらず、タワー・オブ・グレイはすべて避けてしまった。
「クク・・たとえここから1㎝の距離より10丁の銃から弾丸を撃ったとして・・・弾丸は俺のスタンドに触れることさえできん!
もっとも、弾丸でスタンドは殺せぬがな、ククク・・・」
タワー・オブ・グレイは嘲るように笑うとまた姿を消した。
しかし場所はすぐにわかった、そして次の瞬間・・・。
ボゴッボゴッボゴッ
「きゃっ・・!!」
タワー・オブ・グレイは男性の乗客たちの舌を引き千切った。
「ビンゴォ!舌を引き千切った!そして、俺の目的は・・・・」
奴はちぎった舌の血で壁に文字をつづる。
その文字は・・・・
Massacre(皆殺し!)
「おのれ、焼き殺してくれる!マジシャンズ・レッド!」
怒ったアヴドゥルがスタンドを出した。
「っ!待ってください、アヴドゥルさん!」
里美が止めに入る、周りを見ると老人が1人目を覚ましたようだ。
「なんか騒々しいのォ、何事かな・・・トイレでも行くかのォ」
立ち上がった老人が壁に手を付こうとしたとき、血文字に触ってしまった。
「!」
「花京院くん」
「ああ」
すぐに花京院が当て身をくらわせて気絶させた。