エジプト編・第3話 アヌビス神
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「つっ!?なにィィ!?」
「あんまりなめないでッ」
止めた、里美のアイス・フェアリーが止めたのだ。
自分の髪を何重にも束ねて凍りつけて刃を止めたのだ。
そして動きを止めた隙を見逃さず、髪をそのまま剣に絡みつけて動けない様にした。
「よくやったぜ、里美!」
『ウオオオオオオッ!ウオラアァァァッ!!』
バキィィン!!
スター・プラチナがアヌビス神の刀身をへし折った。
「や・・・やったァ!」
「ま、まさか・・・あの攻撃を止めるとは・・・。
そうか・・・『氷の妖精(アイス・フェアリー)』の強さはその防御力や遠隔操作能力だけでなく、高瀬里美自身の冷静な判断力もあったのか・・・それが、承太郎を見事に支えていたというわけか・・・確かにッ、憶えたぞッ・・・」
「はあ・・・はあ・・・つっ・・!」
膝をつく里美。
「大丈夫か?」
「うん・・・でも、防げてよかったあぁぁ~~!!」
半泣き状態の里美。
「ったく無茶しやがって・・・」
「全くだぜ!」
ポルナレフも駆け寄ってくる。
「トコ屋は死んだのか?」
「いや、気を失っているだけだ。しかし、気を付けろよ、承太郎、里美。
ブチ折ったとはいえ、スタンドの魔力が生きているかもしれんッ!
抜いた奴が操られるんだ、柄に触らんように鞘に収めよう」
器用に刀身を鞘に収めるポルナレフ。
「フ――――ッ、とりあえず、鞘に収めたが・・・どうする?
また誰かが抜いたらヤバいぜ・・・・こいつは俺とお前らの能力を取り入れた、俺たち3人には、もう勝てんかもしれん・・・」
「・・・・なら、ナイルの河底に永久に沈めるというのはどうだ?」
近くに流れるナイル河を見た承太郎がポルナレフに提案する。
「永久にか!いいぞ、それはグッドアイデアだぜ!」
さっそくナイル河に捨てようとしてくるポルナレフ、だがそこに警察が駆けつけた。
「コラァ!警察だッ!
トコ屋で喧嘩しているという通報があったから来てみれば!なんだッ、その刀は!?」
警官はポルナレフの持っている刀の鞘を掴んだ。
「本官に渡しなさいッ!」
「な、なに!お・・・おい、やめろッ!!引っ張るなッ!」
刀を取り上げようとする警官と渡さんとするポルナレフ、やり取りをしているうちに鞘から刀身が抜けてしまったのだ。
「あっ・・」
「「!?」」
「ああ・・・」
〈クククク・・・〉
「ポルナレフ!」
「・・・・・」
ポルナレフの雰囲気が一変する。
「あ、あの目つき・・・まさか・・・」
「あああッ!貴様ッ!刀を抜いたなッ!」
「・・・・」
ポルナレフは警官を睨みつける。
「俺が・・・抜いただと・・・?おい、おまわり・・・違うことを言うなよ?それでもてめー法の番人か?」
「お・・おい、何をする?!」
ポルナレフの雰囲気が変わったことに驚く警官。
「抜いたのはてめーだろォがァ―――ッ!!」
ポルナレフに切られそうになったが承太郎が蹴り飛ばしたおかげで助かった警官、しかし代わりに刀の鞘が切られてしまった。
もう刀剣を収めることができなくなった。
「本体がどこにいるのか知らんが・・・どうやらポルナレフは術にはまったらしいな」
「うん・・・でも、どうするの・・・。
相手はポルナレフだよ・・・?『銀の戦車(シルバー・チャリオッツ)』は手加減して倒せる相手じゃない。
最悪の場合、ポルナレフを・・・殺すことになってしまう」
「ああ、わかってるぜ」
ますます状況が悪くなった承太郎と里美。
「フフフフ・・・この『アヌビス神』、お前たちの能力を憶えたことを忘れるな?1度闘った相手にはもう絶っ~~~対に!負けんのだァァァァァァァ――――っ!!」
切りかかってくるポルナレフ。