エジプト編・第3話 アヌビス神
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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病院に急行したJOJOたち。
「しかしここ(エジプト)の病院の領収書の数字・・・アラビア数字全く紛らわしいな~」
領収書の書いてある数字。
「ポルナレフ・・・読める?」
「ああ、多少はな・・・え~っと、いっ!?」
「ねえ、ねえ・・・いくら・・・?」
「46,350エジプトポンド!!高けーッ!!」
*日本円で325,000円ほど(エジプトポンド換算機能参照)
「アイス・フェアリーの治療でもやっぱり不十分だった分、治療費がかかっちゃったね・・・」
「心配ない、治療費はわしが負担する。むしろ、これぐらいで済んでよかったわい」
「これぐらい・・・日本円で32万するのに・・・・」
なんだか複雑な里美である。
「ジョースターさん」
声が聞こえたのに気付いたのかアヴドゥルがやってきた。
「アヴドゥル、調子はどうだ?」
「ええ、大丈夫です。里美が治療をしてくれたおかげで順調に回復しました」
「そうですか、よかった・・・花京院くんは?」
「ああ、彼なら・・・」
病室へと案内されると花京院はベッドで横になっていてジュナとイシズが付き添っていた。
「みんな、来たのね」
「ああ、それで?どうなんだ?花京院目は・・・」
「やあ、承太郎。みんな」
花京院もベッドから起き上がった。
「傷の方は大丈夫だよ、こちらも里美が治療を施してくれたから大したことはない。
元々、瞳の所を切られたわけではなく、眼球の中の水分が出ただけだったらしいんだ。
いやあ~、中学の頃、同級生が野球のボールで眼球をクシャクシャになるくらい潰されていたけど翌日には治っていたことを思い出したよ。ハハハハハ」
「・・・・なんか今、サラッと恐ろしいこと言わなかった?」
「まあ、聞き流しましょう」
言い方の問題なのだろうが聞いてるこちらは痛々しい。
「じゃあ本当に数日入院すれば大丈夫なのね」
「ああ、包帯が取れたらすぐに君たちの後を追うよ」
「うん、待ってる」
「DIOがいるカイロまであと800㎞足らず、みんな用心して旅を続けてくれ・・・」
「おう、わかってるぜ。お前は傷を治すことだけ専念することだ、そのためにジュナをここに置いていく。護衛としてな」
「うん・・・・ジュナ、ありがとう」
「ううん・・・私が典明を守りたいの、典明の目が治るまで、私がしっかり守るからッ・・・」
ジュナは立ち上がって里美とイシズに歩み寄る。
「しばらく離れちゃうわね」
「うん・・・」
「花京院くんのこと任せたよ」
「うんッ・・・」
「女という生きもんは強いな、ジョースターさん」
「ああ、大事な物を守りたいという気持ちはわしらと同じだろうが、女性は男とはまた違う意志を感じるな」
「ジョースターさん、アヴドゥルさん、ポルナレフ・・・・それから・・・じょ、承太郎くん。
・・・・みんな、頑張ってね。私たちもすぐに駆け付けるから」
「・・・・おう、行ってくるぜ」
初めてジュナに名前を、顔を向き合ったまま言われた承太郎。
少々くすぐったい気持ちもあったが心強い声援を胸に病院を後にした。
「エジプトは古代からナイル河を境に陽の沈む方向に死者を葬るらしい。
だから全ての町は東側に集まっている、西側にある建造物は全て墓か死者にまつわる建物だそうだ。
敵は西だろうが東だろうが東西南北、お構いなしに襲ってくるだろうがな」
船に乗り、いざカイロへ。