エジプト編・第2話 『クヌム神』のオインゴと『トト神』のボインゴ
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
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「い・・・いや・・・お兄ちゃん、ま・・・まだ、僕の『トト神』は負けちゃあいないよ。
ぼ・・・僕、1人でや・・・奴らを殺す!」
「ひ、1人でだと・・・?や・・・やめろボインゴッ、お・・・お前は俺がいなきゃあ他人と話さえできないじゃあないか。
奴らはただ者じゃあないんだ・・・無理だ」
「ううん・・・や・・やるよ!決心したんだ、1人でやってみせるよ!僕1人で!
兄ちゃんの仇を、奴らを殺してやる!『トト神』の予言は絶対だ!」
「ボインゴ・・・お前、内気なお前が・・・1人でやるというのか?
うう・・・成長したな、ボインゴ・・・」
涙ぐむオインゴ。
「殺ってやるぞ!『トト』の次の予言は・・・・!?」
ところが背後に人の気配を感じる。
「こいつらだ・・・・見つけたぞ!この2人だッ!僕を殴って財布を盗った奴らはッ!
みんな!メタクソにブン殴ってくれたら礼ははずむぜ!」
どうやら先ほどムシャクシャしていた時に殴った男性が仕返しに人を雇ってやってきたようだ。
『オインゴとボインゴは仕返しに遭ってしまいました、財布を落としていった奴が卑怯にも仲間を連れてやってきたのです。
「てめーら、さっきはよくもやってくれたな!!
100倍にしてかえすよぉ~~~~、フケヘへへへへへへエ!!」
やっと1人でやると自立しそうになったけれどボインゴは敵討ち行くどころではありません。
でも、くじけちゃダメだよ、ボインゴ!人生はそういうものだから』
―――――――――
その頃・・・
「承太郎と里美じゃあないか」
「あれ?承太郎!里美!イシズ!」
「よお、遅かったな」
「待ちくたびれたよ」
「ホント、徒歩の私たちより遅いって・・・何かあったの?」
「遅かった?」
「いやいや、お前らの方が早すぎるぜ!それに承太郎、服のクリーニングはどうしたんだよ?あと里美とイシズ!お前ら、いつ承太郎と合流したんだよ?」
「え?何言ってるの?私たち3人は承太郎とずっと一緒にいたし、ここにも一緒に来たんだよ?」
「え?」
「じゃあ、さっきのは・・・」
そこへ救急車が走り去った。
「そういえば向こうから大きな音が聞こえたね、事故でもあったの?」
「さあ、俺らも深くは知らね・・・ん?」
「おや?あの男の服は・・・」
「知ってる人?」
「いや、知るわけねーだろ」
「さ・・アヴドゥルと花京院の容態を聞きに行こう」
里美にオレンジを渡して2人はさっさと病院の中に入ってしまった。
「ん?オレンジか、喉が渇いたな。里美、1つくれ」
「あ、うん。それにしてもどうしたんだろうね?」
「さあな・・・お前も食うか?」
「うん」
「承太郎、私にもちょうだいな」
オレンジを剥いて、中身を並んで食べながら歩き出す承太郎と里美、イシズ。
『クヌム神』のオインゴ、『トト神』のボインゴ兄弟、爆発による負傷と全身打撲のため再起不能(リタイア)
チャンチャン・・・
続く