エジプト編・第2話 『クヌム神』のオインゴと『トト神』のボインゴ
名前変換
この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「お、おわおわ!!やめろ―――っ!!」
「「?」」
急に大声を出す承太郎に不思議がるジョセフとポルナレフ。
「何だよ、承太郎?」
「そ、そのオレンジは止めた方がいいぜ!
ほ、ほらッ、イギーが拾ってきたやつだぜ、どこに落ちていたかもわかりゃしねーぜ!」
「だーいじょうぶだって、どこも傷んだ様子もねーし、いい匂いもするぜ!」
「~~~~~っ!もう我慢できねーッ!おろしてくれ!!腹が痛ぇんだ!!」
「腹が痛い?何か変なもんでも食ったのか?」
「なら承太郎、もうすぐ病院だ、腹が痛いなら病院で診てもらえ」
「病院まで我慢ができねーんだよ!!止めてくれよ!!」
「あ~~、わかったよ!ホレ!」
「あ、紙も持ってけ」
トイレットペーパーを渡すポルナレフ。
オインゴはやっと車から下りられた、急いで走る、無我夢中で逃げる。
これでやっと変身が解けるのだ、そうして本物の承太郎が車に乗り、爆弾で爆死する!そう思って逃げた。
承太郎(オインゴ)が下りて走っていくのを見送っているジョセフとポルナレフ。
「しかしなァ~・・・、イギーの野郎が拾って来たオレンジかァ・・・。
承太郎の言う通り、本当にどこに落ちていたかわからねーな、どうしよう?ジョースターさん」
「捨てれば?」
――――――――
「やった―――っ、『クヌム神のスタンド』の変身を解き戻す!これで俺の勝ちだァ―――ッ、オインゴ・ボインゴ兄弟の勝利だァ―――ッ!!ギャハハハハハハッ!!」
そこへ――――――
ひゅるるるる・・・・ポトッ――――
コロコロ・・・・コロコロ・・・
グシャッ!!
「あ?」
何かを踏んづけた。
何か硬いものを・・・・・。
「・・・・・・・」
恐る恐る下を見たオインゴ。
踏んづけてしまったのは・・・・・。
「――――――っ!!」
ドゴォオオン!!
「ん?何の音だろ?」
「ほっとけ、工事かなんかじゃろう」
バックミラーを見ながら暢気に話すジョセフとポルナレフ。
一方――――
「オインゴ兄ちゃーんッ!!」
追いかけてきたボインゴが変わり果てた姿になっているオインゴを見て泣き叫んでいる。
「オ・・オインゴ兄ちゃあん、し・・・しっかりしてっ」
「う・・・うう、ま・・負けだ、ボインゴ・・・俺たちの負けだ・・・ボ・・ボインゴよ」
僅かに意識のあったオインゴが苦しそうに話す。