エジプト編・第2話 『クヌム神』のオインゴと『トト神』のボインゴ
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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『ジョースターたち5人は自動車に乗ってアヴドゥルと花京院のいる病院に向かっています。
オインゴ兄がその車にオレンジに見せかけた爆弾をしかけていました、承太郎は吹っ飛ばされます。
顔が真っ二つ、血を流してリタイアだァ―――ッ!』
「お兄ちゃん、見て・・・こんなに予言がはっきりと!」
「やったァ―――ッ!」
―――――――
病院に向かう途中見舞いの品を買うため途中で車を止めたジョセフ達、オインゴは5人が行くのを見届けてから工具を使ってドアを壊した。
そしてオレンジの中身をくり抜いて、代わりに爆弾を入れた。
その爆弾に接着した蓋をつけて車内にあるオレンジの袋に紛れ込ませようとする。
「ククク・・・・クヒ、クヒヒヒ!
1度印刷に出た予言はもう決して変えることはできないッ!決して!承太郎は必ず爆発する!
運命は・・・決まったッ!ヒヒヒヒ!」
と思ったところにポルナレフとジョセフが入ってきた。
「ん?おい!そこにいるのは誰だッ!俺たちの車だぜ?」
「!」
「承太郎じゃあないのか?ポルナレフ」
「違うぜ、用心しろ!ジョースターさん!承太郎は里美とイシズと一緒に直接病院へ行くとさっき買い物をしているときに俺に言ったんだ!
おい、隠れてんじゃあねーぜッ!何者だ、出てこいッ!」
「・・・・・」
相手が潜んでいる側に行こうとした時、社内にいた人間が出てきた。
「おいおい、何を慌てているんだ?俺だぜ、ポルナレフ」
承太郎だった、なんとオインゴは自分のスタンド能力で承太郎に変身したのだ。
「なんだ、承太郎か」
「おどかすんじゃあねーよ、しかしお前、里美とイシズはどうしたんだよ?
あいつと一緒に直接病院へ行くと言ってたじゃあないかよ」
「え?え、え?ああ・・・里美たちは会計が長引きそうだから先に行ってくれって言われたんだよ。女の買い物は長いからな」
「ふーん、イシズは分かる気はすが・・・あの里美がな。ところでお前は車で何してたんだよ?」
「俺はちと忘れ物をしてよ、車に置いて来ちまったのを思い出して取りに来たんだよ」
「・・・・・・承太郎、お前学ランはどうした?」
ジョセフの言葉にオインゴはギクリ!
何せオインゴは顔を承太郎にしただけなのでファッションまでは変えている余裕はなかった。
「確かに、おめーにゃあ似合わないぜ。このファッション!ケケ、しかもこのシャツの文字・・・『オインゴ』って何だ?」
「あ・・ああ服か、学ランは・・・クリーニングだぜ!クリーニングに出して手持ちの金が無くなったってわけさ!」
「ふーん、そうか・・・じゃあ早く車に乗れ、行くぞ」
その時、初めてオインゴとボインゴは「!?」と思った。
何故ならこの後この車は爆発するからだ、しかも爆発で被害に合うのは『承太郎』だ。
このまま乗っては自分が『承太郎になって乗ることになってしまう』つまり『被害にあう承太郎は自分』ということになってしまうのだ。
「いや!やっぱり俺は歩いて行くぜッ!」
「何暇なこと言ってんだ!承太郎!ここからじゃ車の方が早いに・・・決まってんだろうが!」
そう言ってポルナレフに車に押し込まれる承太郎(オインゴ)。
マズイ、非常にマズイ。早いところ車を抜け出し、承太郎の変身を解かなければ爆弾で爆裂するのはオインゴである。
しかし、オレンジに見せかけているオレンジを見てハッとした。
〈そうだ、このオレンジを捨てればいいんだ!この爆弾を捨てて、また改めて車に仕掛ければ本物の承太郎の時に爆発する!〉
そう思ってオインゴは窓からオレンジを落とした。
「おい、ジョースターさん。イギーだぜ、走ってくる車に飛び乗ってくるなんて・・・しかもオレンジ咥えてるぜ。
盗んできたのか?お前、まあ花京院たちの良い土産になるがな」
「ウヒイィィィ!?」
「「「?」」」
驚くのも無理はない、さっき捨てたはずのオレンジをどうやらイギーが咥えて乗り込んできたらしい。
「どうした承太郎?何だ、今の声は?お前がそんな声出すなんて、何か変だぞ?」
「あ・・いや・・・」
「それによー承太郎、何か今日のお前、らしくねーぜ?いつもみたいにビシッとしてねーな・・・まさか、ひょっとしてお前―――偽物じゃあねーだろうなあーっ?」
焦り始めたオインゴ。