エジプト編・第1話 『愚者(ザ・フール)』のイギーと『ゲフ神』のンドゥール
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「考えても仕方がないよ、時間がないから急がないと・・・」
「ああ、そうだな」
歩き出そうとするが・・・。
「あ、その前に・・・」
「?」
「イギー!」
イギーに駆け寄り、抱き上げる里美。
「ありがとう、無理に付き合わせてごめんね。あなたにとってこの旅に参加させられるのは不本意だったよね、でも私たちには君の助けが必要なんだ・・・だから旅が終わるまででいいの、あと14日間だけ力を貸してね」
そう言ってコーヒー味のチューインガムを与える里美。
「ガウゥ・・バウウ・・」
ガムを噛みながら里美の腕から降りるイギー。
「あれ?イギー?」
「ほっとけよ、アヴドゥルの言う通りあの犬にはこの旅は無理だったってことだ」
「だけど・・・」
するとイギーが戻ってきた、しかも承太郎の帽子を咥えて・・・。
先ほどの戦闘で飛ばされたのを探してきたようだ。
「こいつはたまげた、帽子を拾って来てくれたのか。なかなかいいとこあるじゃあないか、ありがとよ」
「クーン」
「偉いね、イギー!よしよ~し!」
頭を撫でる里美。
「行くぜ、里美・・・ジジイたちと合流する・・・」
「ん?どうしたの?」
急に話すのを止めた承太郎を不思議に思う里美。
「こ・・このくそ犬ッ・・・ガムを帽子にくっつけてきやがった!」
「あらら・・・」
「グヘへへ」
確信犯とでもいうように笑うと車の方に走って行ったイギー。
「やれやれだぜ」
「はははは・・・(苦笑)」
承太郎とイギーのやり取りを見てただ苦笑するしかなかった里美。
続く
こんにちは、管理人のあきらです。
ンドゥールの台詞を読み、お気づきの方もいらっしゃると思います。
ただ私の中でンドゥールの1人称は「俺」より「私」という印象なので勝手に変更してました。ご了承くださいませ。