エジプト編・第1話 『愚者(ザ・フール)』のイギーと『ゲフ神』のンドゥール
名前変換
この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ハヒハヒハヒ・・・」
「まあ人間2人ぶんの体重がかかってんだ、かなり重いだろうが、自分だけ逃げようとするんじゃあねーぜ。
俺の『星の白金(スター・プラチナ)』は素早いからな、振り落とそうとしたら瞬間におめーの首をへし折るぞ。
さあ、敵本体の方に案内しなッ!」
「ウウウ・・・・」
「これはいい!空中なら敵本体に気づかれずに近づける!」
「でもジョースターさん、イギーの『愚者(ザ・フール)』は自分だけならまだしも大人の人間2人も引っ張って飛んでるのよ。
あれじゃあ、敵本体を探す前にイギーの体力が持つか・・・」
イシズが懸念した通り、どんどん高度が下がっていく。
「ま、まずいぜ!どんどん落ちてるぞ!あの『愚者(ザ・フール)』はそんなに長距離は飛行できないらしいな・・・」
「承太郎、地面に足が付きそうだよ・・・」
「ハヒハヒ」
「イギー、力まないで!余計に落ちちゃう!」
「やれやれ、仕方ない・・手助けしてやるか」
承太郎は地面を勢いよく蹴った。
「オラァッ!」
スター・プラチナの力もあり、ザ・フールは空中高く浮上した。
「ム・・・」
しかしその1歩でンドゥールも感づいた。
「そういうことか・・・なるほど、あの犬のスタンド能力か・・・奴ら空中を移動していたのか・・・・しかもこちらに向かって来ている。
この私の方角へ!くっ・・・承太郎たちが来る前に撃ち落とさなくては!!」
ンドゥールは地中に潜ませていたスタンドを地上に出して追わせる。
「気づかれたね」
「ああ、だがヘリコプターを落としたようにはいかねー・・・・。
こっちの正確な飛んでいる位置まではわからないだろう、ヘリのように音を出しているわけではないからな」
そう言うと承太郎はスター・プラチナで先を視る。
「いた?」
「ああ・・・見つけたぜ、本体だ。距離は約400m!」
ンドゥールを捉えた承太郎。
「どうやら奴は目が不自由な男らしい、杖を持っている」
「その杖から伝わる振動で探知していたんだ・・・」
すると2人は何かに気が付いた、いやイギーもだ。
「砂・・・?」
「ああ、砂だ・・・つっ!?まさか野郎!」
「見つけたぞ・・・」
「砂の反射音を・・・!潜水艦のソナーのように探知している!」
「聞こえる・・・聞こえるぞ、反射音が・・・・位置も高さもわかったぞ!狙える、狙えるぞ!!狙撃!!」
「『氷の妖精(アイス・フェアリー)』!!」
髪の毛で防御をするが跳ね返ったンドゥールのスタンドはザ・フールの翼を撃ち抜いた。
「ぐああああっ!」
「イギー!!」
「無駄だ、いくらスター・プラチナで攻撃しても、アイス・フェアリーで防御しても私がどの位置で攻撃してくるかがわからなければ・・・承太郎、高瀬里美、お前たちに勝機はない!
そーれ、もう1撃だ!」
「イギギ」
「・・・・承太郎、敵本体の位置はどこ?」
「ここからまっすぐの約200m弱のところだが・・・」
「OK!なら大丈夫!
イギー、もう少しの辛抱だからそのままスタンドを解かないでね!!」
アイス・フェアリーは氷の弓を作り出す。
「承太郎、スター・プラチナでどこにいるか指示して!」
するとスター・プラチナがアイス・フェアリーの背後に周り、照準を合わせながら弓を引く。
「いいぜ、ここだ!」
「『氷の矢(アイス・アロー)』!」
氷の矢が風を切り、飛んでいく。
「ん!奴ら何をした!?何かこちらに飛んでくる!!」
「ほらほら、急いで砕かないとパイロットさんみたいに頭が吹っ飛んじゃうよ・・・・」
「くっ・・・スタンド攻撃か!戻さなくてはッ、攻撃を食らう前に私のスタンドを戻さなくては!」
ンドゥールは水のスタンドを急いで戻す。