第3話 氷の妖精~アイス・フェアリー~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
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「ところでジョセフさんたちはどうしてここに集まっているんですか?なんとなく空気が穏やかじゃないんですけれど・・・・」
ジョセフとアヴドゥルは話すかどうか迷っているようだった、しかし・・・。
「お袋が倒れた」
「え・・・」
「承太郎!!」
あっさり話してしまった承太郎の肩をジョセフが掴む。
「お前は!何故話すんじゃ!?」
「大丈夫だ、こいつにも知る権利はある。それに隠し通せるものでもない」
「・・・・っ」
「何で・・?何故ですか?昨日・・あんなに元気だったじゃないですか!」
「・・・・・」
「ジョースターさん、話してしまった以上は仕方がありません、それにこの子にはあなたや承太郎と同じように星の痣がある。
この子もジョースター家の血を引いているのは間違いありません」
「しかし・・まだ確証が・・・」
「『左の首筋の紫の星の痣』なんてそうそうできるものではありません、それに痣のことがなくても彼女なら大丈夫だと私も思います」
「・・・・・」
ジョセフは少し考え込んでいた。
「よし、わかった。わしも君のことは信じている。・・・話そう」
そして里美はホリィが倒れた経緯を聞いた、そして50日以内にDIOという男を倒さなければ死んでしまうことも・・・。
「DIO・・・その男を倒せば、ホリィさんは助かるんですね?」
「そうじゃ、我々はすぐにでもDIOを倒しに行かなければならん」
「でも、どこにいるか知ってるんですか?今のままでは手がかりが何も・・・」
「大丈夫じゃ、承太郎のおかげでDIOの居場所がわかった」
「ど、どこですか?」
「エジプトじゃ」
「え、エジプト・・・そんな遠くに?」
「な~に、飛行機なら20時間でつく」
ジョセフは笑いながら里美の頭を撫でた。
「里美ちゃん、君はここでホリィを見ていてくれ。今、わしの知り合いの財団から医師がこちらに向かっている、彼らを手伝ってやってくれ」
「いいえ、私も行きます」
「「「「何ィィィィ!?」」」」
里美の宣言に驚いた四人。
「ば、馬鹿を言うんじゃあない!危険な旅なんじゃぞ!」
「危険はわかってます!でも行きたいんです!お願いします!!」
「しかし、高瀬さん!君は女の子なんだぞ!」
「花京院くんだって行くんでしょ?だったら・・・」
「僕はDIOに因縁があるからだ、承太郎もジョースターさんもアヴドゥルさんもそうだ。
だが君には何の関係もないじゃないか!!」
「あるよ!!」
「っ!?何だって・・・?」
「花京院くん、自分で言ったこと・・・・もう忘れたの?
君はDIOって人に私を生かしたまま連れてくるように言われたんでしょ?」
「!?」
「私は知りたいの、何故、DIOという人が私を生かしたまま連れてくるように言ったのか・・・私とこのスタンドの力というのはどんな繋がりがあるのか・・・」
里美は4人を見た、強い決意を持った目で。
「お願いします」
「・・・・・うむ」
「ジジイ」
「・・・・・」
「・・・・・」
「はぁ~、わかったわかった。
やれやれ、本当は女の子を危険な旅には連れていきたくはないんじゃが・・・確かにわしらもDIOが何故、君を求めたのか知りたい。
過酷な旅になるだろうが、一緒に来なさい」
「はい!!」
「さて、話はまとまりましたね。では承太郎」
「?」
「出発する前に占い師の私がお前のスタンドの名前を決めてやろう」
「名前?」
アヴドゥルが懐からカードを取り出した。
「運命のカード・タロットだ。絵を見ずに無造作に引いて決める、それが君の運命の暗示でもあり、君のスタンドの能力の暗示でもある」
「・・・・」
承太郎はタロットの真ん中のカードを引いた。
「『星』のカード、名づけよう!君のスタンドは・・・・『星の白金(スター・プラチナ)』!!」
空条承太郎
スタンド名はスター・プラチナ。
能力は精密な動きと豪快な力。
ジョセフ・ジョースター
スタンド名はハーミット・パープル。
能力は念写。
モハメド・アヴドゥル
スタンド名はマジシャンズ・レッド。
能力は火炎と熱。
花京院典明
スタンド名、ハイエロファント・グリーン。
能力は遠隔操作とエメラルド・スプラッシュ。
高瀬里美
スタンド名、アイス・フェアリー。
能力は治癒と氷、そして広範囲の防御力。
「よし、では行くぞ!!」
続く