エジプト編・第1話 『愚者(ザ・フール)』のイギーと『ゲフ神』のンドゥール
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「フフフ・・・なかなかの小細工を考えるじゃあないか・・・この火傷、やったのはアヴドゥルだな。
いかん、いかん・・・これからはもっと注意深く音を探らねば。
輪のような形のものを投げたようだな、人間が移動したように見せかけるとは・・・だが、アヴドゥルを先にやれたのは私としても好都合。
一番厄介なのはあの犬だがイシズ、高瀬里美は私にとって天敵だ。高瀬里美はDIO様が欲しているため殺しはしないが・・・・イシズ、あの女は空間移動、物質の大きさ、重さの変動に加え、炎の属性を持つスタンド使い。
なんとしても先に倒しておかなければならない!」
「ぬう・・・」
「アヴドゥルさん!」
「首に傷を負ってるッ!動けないんだわ!!」
「トドメだ!アヴドゥル!」
ンドゥールがアヴドゥルを仕留めようとした時、承太郎と里美が走り出した。
「おい!どこへ行くんじゃ、承太郎!里美!」
「今度は間違いなく走る者がいる・・・・しかも2人だ・・・どこへ走るというのだ。
ここは砂漠だぞ、私はお前たちの見えない遥か彼方にいる、捉えるのは不可能だぞ。
走り方は両方ともに若い、そしてこの歩幅・・・1人は身長が190・・・いや195、もう1人は170に満たない・・・ということは承太郎と高瀬里美か。
一番手強いのは承太郎の『星の白金(スター・プラチナ)』と聞く、こいつを始末すればDIO様もさぞかし喜んでくれるだろう・・・。
そして高瀬里美、自分は殺されないだろうと思い囮になったか・・・フフフ、だがその考えは甘い!
『生け捕り』にすればいいのだ、足の腱を切って動けなくしてしまえば捕まえたも同然だ。治療しようとするならばその気力もなくすほど痛めつければよい。
『お前に攻撃をしない』という選択は我々にはないのだよ!
全身全霊をささげて倒してくれるわッ!!」
「何でお前まで走るんだ、里美!」
「聞かないでよ!分かってるでしょ!!」
2人はあるところへ走っている。
「ヒ!」
里美はイギーを抱き上げた。
「ん?今、砂の上から何かを拾ったぞ・・・何だ?何を拾った?
あそこの位置にあったの物はなんだったか・・・?」
思い出そうとしているンドゥール。
「!」
記憶を頼りに思い出した。
「いや、物ではない・・・奴らが拾ったには『犬』だ!
あの犬を砂の上から拾ったのだ、感づかれたかッ!」
「イギー、あなたさっき車が沈もうとする前に降りたよね?」
「バウ・・・」
「敵スタンドがどこから襲ってくるのか、臭いで分かったんでしょ?犬の耳や嗅覚は人間より勝る、本能的と言った方がいいのかもしれないけど・・・」
「そんなこたあーどうでもいいぜ!
おい、ワン公!本体の場所を教えな、さもないとてめーも一緒に死ぬぜ!」
里美の腕を引き、走るのを止めさせるとイギーを掴んで砂に押し付ける。
「グルル・・・ウ・・・」
承太郎の力から抜け出せないイギー、しかし敵はすぐそばまで迫っている。気配で分かる。
「アウウウウッ」
するとイギーは『愚者(ザ・フール)』を発動させ、空を飛んだ。
「イギー!?」
「こいつ、空中に浮くこともできるのか!?」
承太郎は里美を片手で抱えるとスター・プラチナでザ・フールの腕を掴んだ。
「な・・なんだ?ジャンプした・・・?しかし1人分しかなかったぞ。
承太郎、高瀬里美を抱えたのか!だが、ジャンプした後に着地をしていない!
バカな・・・いったいどうなっている!?」
位置が掴めずンドゥールも動揺している。