エジプト編・第1話 『愚者(ザ・フール)』のイギーと『ゲフ神』のンドゥール
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「う、うおおっ!」
「滑り落ちるぞッ!」
「男性陣は後ろの方に移動して!でないともっとこっちに傾くわ!」
「いいや・・・先にジョースターたちを始末するか、どうやら犬の方に戦闘の意志は感じられないし、ジョースターたちもあの犬を手なずけているわけでもないようだ・・・。
ただ寝ている犬ならば害は無い、それどころか今は犬のことも考えられんようだしな・・・フフフ・・・先にこちらから心置きなく!」
スパァン!!
前輪を切断された。
「な、なんという切れ味じゃ・・・つっ!前輪が軽くなったってことは・・・いかんッ!みんな掴まれ!!」
言ったのもつかの間、重さの反動でジョセフ達は車の外へ吹っ飛んだ。
「しまったあああ!」
「!」
砂漠に落とされてしまったということは敵スタンドの領域に入ってしまったも同然。
しかも相手は音・・・つまり振動を探知して攻撃している。動いてしまったら殺される。
「フフフ・・・」
ンドゥールは地面から伝わてくる振動を捉えていた。
「物音を殺してももはや遅い、落ちた位置はもうわかっている。
さらに体重でおよその身長、体系などもわかる」
「さて、どいつから狙ってやろうか」と思っているとまた新たな振動を感じた。
「ん?振動が・・・1つ・・・」
そしてまた1つ・・・
そしてまた1つ・・・
さらに2つ・・・
「5つ・・・誰かが5歩進んだか・・・」
〈さあ・・・これで歩いたように聞こえただろう・・・、水のスタンドめ、移動した位置を襲ってこい!
姿を見せたところで我が『魔術師の赤(マジシャンズ・レッド)』の炎で蒸発させてくれるッ!〉
アヴドゥルだ。
車から放り出された後、身動きできない状態であったがアヴドゥルがなるべく振動をさせないように自分のしていた腕輪を5つ砂漠に投げたのだ。
人が歩いたように先に・・・人の歩幅に思わせられるように5つ分けて先に投げたのだ。
ンドゥールのスタンドはアヴドゥルが最後に投げた腕輪の辺りに滲み出し、攻撃しようとした。そこで尽かさず自分のスタンドを出そうとしたアヴドゥルだったが相手が何故か動きを止めた。
ゴポッ・・・
ンドゥールのスタンドは姿を出しきらない状態で制止している。
「!」
「こいつ・・・何故『5歩』しか歩かないのだ・・・、何故動かない・・・」
ズルッ・・・シュンッ!グイ~~ンッ!!
「アヴドゥル!」
「!」
水のスタンドはマジシャンズ・レッドの攻撃を避け、アヴドゥルに襲いかかった。
「な、なんてスタンドだ・・・強い・・」
アヴドゥルは首を切り付けられ、倒れてしまう。
「・・・・・フ――――ッ」
腕に軽く火傷を負ったンドゥール、どうやら完璧に避けることは難しかったようだが・・・アヴドゥルの動きを封じることが出来た。