エジプト編・第1話 『愚者(ザ・フール)』のイギーと『ゲフ神』のンドゥール
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「『愚者(ザ・フール)』は簡単に言えば『砂』のスタンドなのだ」
「なるほどな、シンプルな奴ほど強い・・・正直、俺のスター・プラチナでも殴れるか・・・」
「んなこと言ってないで助けてくれ――――ッ!ひっひ―――ッ!!この犬、どけてくれ――ッ!!」
スタンドでも負け、完全にイギーに髪をむしられているポルナレフ。
「仕方ない、例の好物を持ってくるか」
操縦士に頼んで何やら持ってこさせるアヴドゥル。
「ピクッ!!ワンッ!ワンワンッ!」
「な、なんてものすごく鼻の良い奴だ・・・イギーはコーヒー味のチューインガムが大好物でな。こいつには目がない」
封を切ったアヴドゥルはガムを1枚、取り出した。
「あ、アヴドゥルさん!箱は奴に見えないところに隠してください!!」
「え?」
アヴドゥルが目を離したのもつかの間、イギーはアヴドゥルが取り出した1枚ではなく、箱の方を咥えて奪い取って行き、ムシャムシャ噛り付いた。
「クチャクチャ・・ガウゥ・・ウウッ・・・」
「夢中で食べてる・・・」
「コーヒー味のチューインガムは大好きだけれど誰にも心は許さないんじゃ」
「紙ぐらい取ってから食え・・・」
呆れるジョセフとアヴドゥル。
「確かにこんなヤツ助っ人になるはずがないな」
「ガウ・・グウゥ・・・」
ようやくガムのクチャクチャと噛むのを終えて振り返るイギー。
「クンクン・・・ガウ!」
「え?」
「ワンッ!ワンワンッ!」
「きゃあっ!」
里美とジュナに飛びかかった。
「里美!ジュナ!」
「おい、離れるんだ!」
承太郎と花京院がイギーに手を伸ばすが・・・。
「くぅ~ん・・・」
「「え?」」
なんとイギーが里美とジュナにスリスリしている。
「あら?どうしちゃったのかしら?」
イシズも近づくとイギーは彼女にも同様に突進して擦り寄ってきた。
「おいおい!!このワン公ッ・・女には媚びんのか!!」
「ワゥ~ン・・キュ~ン・・・」
「「「「「・・・・・」」」」」
すっごく複雑な男性陣
いや・・・・男、雄の性であろうか・・・(美女、もしくは可愛い女性には弱い)
「ジョースターさん、イギーって犬の種類って何ですか?」
「ん?ああ、ボストン・テリアじゃ」
「へえ~、耳が大きいね」
「うん・・・小さいのにあんなに強いスタンドが扱えるなんて・・・すごいんだね・・・」
「小柄だけどこの堂々とした態度・・・伊達にニューヨークで過ごしてないって感じね」
「ばうっ!ばうっ!」
3人の女性に褒められて誇らしげなイギー。
「クンクン・・・」
「ん?どうしたの?」
擦り寄っていたイギーが急に大人しくなった。
「・・・・・・フ・・・・」
承太郎たちがいるヘリコプターから少々距離を置いた岩陰の裏に1人の男がいる。