第21話 女教皇~ハイプリエステス~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
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「ポルナレフ、悪いことは言わないからやめた方がいいと思うよ」
「お前まで言うのかよ?大丈夫だって!まだ動けても大したことできねーよ」
そう言ってウキウキしながら近づくポルナレフ。
「そういう意味じゃないんだけどなぁ」
「え?どういうこと・・・?」
「だって・・・ほら、『女教皇(ハイプリエステス)』・・・さっき承太郎に歯を全部叩き折られたじゃない。だから・・・」
「あ・・・」
ジュナが頷いたのと同時にポルナレフの奇声が聞こえてくる、振り返ると慌てて戻ってきた。
「どうだった?」
「・・・・歯が全部折られてて、見れたもんじゃなかったぜ・・・」
「だから言ったのに・・・ったく、やれやれね」
「ハハハ、しかしついに来たな。エジプトへ」
「ジェットなら20時間で来れるものを・・・30日もかかってしまったな」
「ええ、いろんなところを通りましたね、脳の中や夢の中まで」
「夢の中?」
「何言ってんだ?花京院」
「花京院くん、そのことはみんな覚えてないよ」
「ああ、そうだったね」
「「?」」
8人は海から上がる太陽を見ている。
ついにエジプトまで来たのだ、日本を出発し、ここまでくるまでのことが思い出される。
幾人ものDIOからの刺客、慣れない土地、習慣、アクシデントの旅・・・それを乗り越え、JOJOたちはエジプトに降り立ったのだ。
―――――――――
『そうなの!承太郎があなたの仕事の手伝いを!!GOODよ!GOOD!』
その後、近くの街でスージーにジョセフから電話をかけてもらい、承太郎や何が起きたのかを説明してもらっていた。
「フン!わしに比べたらまだまだ青いがな!」
『ンフフ、ジョセフ。お手伝いしてるのは承太郎だけじゃあないんでしょ?』
「ん?」
『さっき承太郎と話した時、若い女の子の声が聞こえたわ』
「・・・そうか、聞こえたのか」
里美を見ると「ごめんなさい」と両手を合わせている。
「スージー、彼女はな・・・」
『あなたの言いたいことはわかっているわ。でもちょっとそのお嬢さんとお話しさせてくれるかしら』
「あ・・ああ、わかった」
ジョセフは里美を呼ぶと受話器を渡した。
「もしもし・・・お電話代わりました」
『はじめまして、私はスージー・ジョースターよ。あなたのお名前を聞かせてもらえるかしら?』
「はい、高瀬里美といいます・・・」
『里美さんね、可愛い名前だわ』
「ありがとうございます・・・」
『里美さん、ジョセフから聞いているわ、仕事の手伝いをしてくれているそうね。
私からもお礼を言うわ、ありがとう』
「いいえ、私の方こそ・・・ジョースターさんにはお世話になりっぱなしで・・・」
『・・・何故かしらねぇ』
「え?」
『あなたとは初めて話したと思えないのよ、不思議だわ』
里美はその時・・・『自分はジョースター家の人間』だということをスージーに伝えたくなった。
でも今は一刻を争う時だ、話すのはまだ先になるだろう。
「・・・スージーさん」
『ん?どうしたの?』
「今度ゆっくりお話ししましょう、できればお会いしてお話がしたいです・・・」
『・・・ええ!ぜひそうしたいわ!』
「ではジョースターさんのお仕事が終わり次第、ご連絡しますね」
『ええ、待ってるわ!絶対よ!』
「はいッ!」
『良いお返事だわ、ジョセフや承太郎のこと・・・お願いね』
「・・・はい、必ず」
『ありがとう・・・それじゃあ里美さん、承太郎とも話がしたいの。代わってもらえるかしら』
「わかりました」
承太郎と電話を代わってジョセフのもとへ行く里美。